お掃除スペシャリスト「リビング&キッチン」ひと手間ケアのススメ

湿度の高い日本では年間を通してカビ対策が必要なことをご存じですか? そこでカビや菌を増やさない掃除や、ちょっとした生活の知恵を専門家にお聞きしてきました。

今回、お掃除スペシャリストのAyakaさんに教えていただいたのは、「リビング&キッチンの除菌お掃除術」。Ayakaさんが「ポイントはホコリと湿気が出合う場所。"自宅ケア"でも効果はあります!」というリビングと、「シンクや排水口に付着した水あかよりも注意するべき盲点があります」というキッチン、それぞれ2つのポイントをご紹介します。

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【リビング】

■ポイント1
1にフィルター、2にフィルター!

エアコン使用期間中はこまめに掃除をしたいけれど、毎回プロにお願いするのも大変です。そこで、フィルターだけは自力で! 掃除機でホコリをしっかり取り除き、フィルター周りの洗えるパーツを中性洗剤を溶かしたぬるま湯につけながらスポンジなどでやさしく洗い、あとは乾かすだけでOKです。空気清浄機や浴室乾燥機など、フィルターがあるところはホコリと湿気が出会いやすい場所なので同様にケアしましょう。

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こびりついたホコリを掃除機などで取り除いてから行います。

■ポイント2
サッシや引き戸のレールは刷毛で取る

エアコン使用期間中はこまめに掃除をしたいけれど、毎回プロにお願いするのも大変です。そこで、フィルターだけは自力で! 掃除機でホコリをしっかり取り除き、フィルター周りの洗えるパーツを中性洗剤を溶かしたぬるま湯につけながらスポンジなどでやさしく洗い、あとは乾かすだけでOKです。空気清浄機や浴室乾燥機など、フィルターがあるところはホコリと湿気が出会いやすい場所なので同様にケアしましょう

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軽くこすって取れる汚れには刷毛を、がんこな汚れには歯ブラシが便利です。

【キッチン】

■ポイント1
キッチンのごみ箱は丸ごと洗いがおすすめ

特に生ごみ用のごみ箱は、残飯の汁が付着しそこからカビが生えてた......なんてことも。また、目立った汚れがなくてもごみ箱そのものが臭うことがあるので、ごみ箱の丸洗いがおすすめです。ごみ箱に水を張り、塩素系台所用漂白剤を加え、あればごみ箱のフタなども一緒につけ込み、30分放置しましょう。終わったら水で流し、乾かすとニオイが取れます。

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外側にもホコリが付着しているので、濡れた雑巾などで拭きましょう。

■ポイント2
口に入れるものだからこそ、製氷機は清潔に

製氷機にもカビが生えるってご存じですか? カビには生息するのに快適な温度がありますが、同時に低温にも耐えられるため、製氷機を使わない間にカビが生えてしまうのです。製氷機の汚れは水のミネラル分が原因。また口に入れるものを扱う場所なので、ナチュラル系のクエン酸がおすすめです。クエン酸と食紅を加えた水を自動製氷機に入れ、色のついた氷が作られなくなったら掃除終了。最近は製氷機専用の洗浄剤も販売されています。

お掃除スペシャリスト「リビング&キッチン」ひと手間ケアのススメ 1908p060_3.jpg市販の製氷機清浄剤はもともと着色されていて便利。

これでカビや菌にオサラバ!「スッキリ快適!除菌掃除」その他の記事はこちら

取材・文/峰岸美帆

 

Ayaka(あやか)さん

お掃除スペシャリスト・ルームスタイリスト1級。隙間時間を利用した簡単な掃除の方法をインターネットで発信。著書に『時間もお金もかけない!ほったら家事』(宝島社)がある。

この記事は『毎日が発見』2019年8月号に掲載の情報です。

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