のし鶏×沖縄の郷土料理!? 今年のおせちに加えたい「ごまだれのし鶏」

2024年も、気づけば残り1カ月ほど。年末年始はイベントや人の集まるタイミングも多く、毎年「何を作ろう?」と頭を悩ませます。毎年似た内容になってしまいがちですが、たまには新しい風を入れたい......。

『3分クッキング』2024年12月号の特集「年末年始にお役立ち!肉の作りおき」に、そんな筆者のような思いを抱える人にぴったりのレシピを発見しました。のし鶏に沖縄の郷土料理「ミヌダル」の要素を取り入れ、黒ごまをふんだんに使った「ごまだれのし鶏」!

黒ごまに含まれているリノール酸やオレイン酸などの良質な必須脂肪酸には、血中のコレステロールや血圧を下げてくれる効果があります。また、ごまの成分の一種であるセサミンには抗酸化作用もあり、体を内側から綺麗にしてくれます。これは食生活が乱れがちな年末年始にぜひとも取り入れたい! そこで、試食がてら実際に作ってみることにしました。

のし鶏×沖縄の郷土料理!? 今年のおせちに加えたい「ごまだれのし鶏」 ごまだれのし鶏_画像.JPG

祝いの席で食べる沖縄の郷土料理「ミヌダル」をイメージ
ごまだれのし鶏

材料(6~8人分・21×17㎝の耐熱バット2台分)

肉だね  
鶏ひき肉......500g
豚ひき肉(赤身)......500g  
玉ねぎのみじん切り......(小)1個分(150g)
おろししょうが......3かけ分
片栗粉、酒......各大さじ3
しょうゆ......大さじ1
塩......小さじ1/3
こしょう......少々

ごまだれ
すり黒ごま......80g
オリゴ糖シロップ、またははちみつ......60g
しょうゆ......大さじ3

作り方
1 バットにアルミ箔を側面まで敷き込む。肉だねの玉ねぎは耐熱ボウルに入れてラップをかけ、電子レンジ(600W)に1分30秒かけて冷ます。オーブンを220℃に予熱する。
2 玉ねぎ以外の肉だねの材料を別のボウルに入れ、粘りが出るまでよく混ぜる。1の玉ねぎを加えて混ぜ合わせ、等分にバットに入れ、平らにする。
3 2をオーブンで20分ほど焼き、とり出して冷ます。食べやすく切って器に盛り、ごまだれの材料を混ぜ合わせてのし鶏の上にぬる。

◇◇◇

鶏肉と豚肉を合わせることで、両者の持つそれぞれのうまみや肉感が相乗効果を生み出し、甘みや奥深さ、食べ応えがバランスよくレベルアップしていました。しょうがのアクセントが味を引き締めて臭みを消してくれるため、肉のおいしさも一層引き立ちます。あとがけする黒ごまだれも濃厚でコクがあり、甘辛い味つけがクセになる味わいでした。

今年のお正月は、のし鶏をこの「ごまだれのし鶏」にしてみるのもあり! 鶏肉にも豚肉にも糖質がほとんどなく、オーブンで焼くことで油も程よく落ちるため、覚えておくとダイエット中の作り置きとしても年中重宝しそうです。

調理・文/月乃雫

 
3分クッキング2024年12月号紹介文

『3分クッキング』12月号

別冊「スピード小鉢88」つき!年末年始に便利な肉の作りおき&おせち特集

第1特集はちょっとごちそう気分を味わえる「肉の作りおき」。煮豚、角煮、鶏チャーシュー、牛すね煮、フライパンローストビーフなど、高価な材料を使わなくても気軽においしく作れるレシピが大集合。年末年始のいろいろなシーンで活躍すること請け合いです。 第2特集は、炒り鶏、黒豆、なます、きんとんなどの簡単手作りおせち。 好評連載「飛田和緒さんのひだめしの素」は「牛すじ煮」、大庭英子先生の連載「大人の1皿ひとりごはん」は「ガーリックステーキチャーハン」です。 さらに別冊付録として、「冬のスピード小鉢88」がついてきます。

※この記事は『3分クッキング12月号』からの抜粋です。

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