その独特な苦みに健胃作用や肝機能を高める働きがあり、夏バテの予防効果が期待できるゴーヤ。ビタミンCもとっても豊富で、さらに貧血の予防に役立つ葉酸や、高血圧予防に欠かせないカリウムなど、多くの健康効果が期待できる優れものです。そこで、管理栄養士で料理研究家の村上祥子さんに教えていただいた「麺やご飯にもゴーヤを使ったレシピ」をご紹介します。
ゴーヤを加えれば栄養バランスがよくなります。
「ゴーヤと焼き豚のドライカレー」
1人分251kcal/塩分0.6g
材料(2人分)
ゴーヤ...1/2本
焼き豚...30g
オリーブ油...大さじ1
にんにくのみじん切り...1片分
赤とうがらしの小口切り...1本分
カレー粉...小さじ2
ご飯...200g
塩、こしょう...各少々
作り方
① ゴーヤは縦半分に切って種とワタを除き、みじん切りにする。塩小さじ1/4(分量外)をふって混ぜ、しんなりしたら固く絞る。
② 焼き豚はみじん切りにする。
③ 温めていないフライパンにオリーブ油を入れ、にんにく、とうがらし、①の順にのせて、中火にかける。
④ にんにくの香りがたちはじめたら焼き豚とカレー粉を加えて炒め、さらにご飯を加えて炒める。味をみて足りなければ塩を補い、こしょうをふり、火を止める。
「ゴーヤと豆腐のスープ」
1人分105kcal/塩分1.5g
材料(2人分)
ゴーヤ...1/2本
かに風味かまぼこ...2本
もめん豆腐...100g
ごま油...小さじ2
水...1 1/2カップ
(A)しょうゆ...大さじ1
(A)酒...大さじ1
こしょう...少々
作り方
① ゴーヤは縦半分に切って種とワタを除き、薄切りにする。塩小さじ1/4(分量外)をふって混ぜ、しんなりしたら固く絞る。
② かに風味かまぼこは1.5cm幅に切ってほぐす。
③ 鍋にごま油と豆腐を加えて強火にかけ、大きく突き崩しながら焼きつける。
④ 水を注ぎ、煮立ってきたらAで調味し、①と②を加えて火を止める。器に盛り、こしょうをふる。
ゴーヤと野菜がたっぷりのった夏の冷やしそば。
「ゴーヤのぶっかけそば」
1人分285kcal/塩分1.5g
材料(2人分)
ゴーヤ...1/2本
大根...50g
みょうが...1個
そば(乾麺)...150g
(A)めんつゆ(3倍濃縮タイプ)...1/2カップ
(A)水...2カップ
作り方
① ゴーヤは縦半分に切って種とワタを除き、薄切りにする。塩小さじ1/4(分量外)をふって混ぜ、しんなりしたら水洗いし、冷水に放す。パリッとしたら、ざるへ上げる。
② 大根は7cm長さのせん切り、みょうがは小口切りにする。一緒に冷水に放し、パリッとしたらざるへ上げる。
③ 水を1リットルほど(分量外)沸かし、表示通りにそばをゆでて、水洗いしてざるへ上げる。
④ 器にそばを盛り、①と②をのせ、Aのつゆをかける。
取材・文/石井美佐 撮影/スタジオCOM(中野正景・江口 拓)