しょうがは、なんと紀元前からインド、中国、ギリシア、ローマなど広い範囲で栽培され、食用、薬用に利用されてきました。
特有の辛み成分はジンゲロンとショウガオールによるもので、殺菌作用、消臭効果があります。また、これらの成分は体を温めるので、冬の風邪予防に昔からしょうが湯、しょうが飴、ジンジャーティーなど、いろいろと身近に利用されてきました。
今回は、管理栄養士で料理研究家の村上祥子さんに、生姜調味料の決定版『オイルしょうが』を使った主食レシピを教えていただきました。
※オイルしょうがの作り方は最後にご紹介します。
ドライカレー 温玉のせ
1人分481kcal 塩分1.2g
材料(2人分)
ご飯...茶わん2杯
オイルしょうが...大さじ2
玉ねぎのみじん切り...1/4個分
鶏ひき肉...50g
グリーンピース(水煮)...大さじ2
カレー粉...小さじ1
しょうゆ...小さじ2
塩、こしょう...各少々
温泉卵...2個
作り方
①フライパンを温め、オイルしょうがを入れ、玉ねぎを加えてきつね色になるまで炒めたら、ひき肉を加え、中火でカリッとするまで炒める。
②ご飯を加え、塩とカレー粉をふり、混ぜながら炒める。
③鍋肌からしょうゆを回し入れ、香りが立ってきたら、グリーンピースを加え、こしょうをふって全体を混ぜ、火を止める。器に盛り、温泉卵をのせる。
釜揚げうどん
1人分344kcal 塩分1.9g
材料(2人分)
うどん(冷凍)...2パック
A
めんつゆ(3倍濃縮)...大さじ2
熱湯...120ml
オイルしょうが...大さじ2
青じそ...2枚
大根おろし...50g
作り方
①うどんは袋の表示通りにゆで、ゆで湯とともに器に移す。
②そばちょこにAのつゆを入れ、ちぎった青じそと大根おろし、オイルしょうが添える。
自家製めんつゆの作り方
材料(できあがり300ml)
水...1カップ
削り節...1カップ
しょうゆ...大さじ4
みりん...1/4カップ
砂糖...大さじ1
作り方
①耐熱ボウルに全ての材料を入れ、両端を少しあけてラップをかけ、電子レンジ600Wで3分加熱する。
②取り出して粗熱を取り、ざるかこし器でこし、氷水などで素早く冷やし、容器に入れて冷蔵する。
冷蔵で10日、冷凍で1カ月保存できる。
しょうがをいつでも便利に「オイルしょうが」の作り方
大さじ1あたり72kcal 塩分0g
常温で約1年間保存できる。冷暗所(光の当たらないところ)に置く。冷蔵庫でもよい。
材料(できあがり250ml瓶2個分)
しょうが...200g(正味)
オリーブ油...200ml
作り方
①しょうがはよく洗って水けをふき、汚れているところだけ除いて、皮ごとみじん切りにする。
②瓶(ここでは250ml容量の瓶2個)に入れ、ふたはしないで電子レンジ600Wで1分加熱する。
③取り出してオリーブ油をひたひたまで入れる。
④ラップを丸めて表面にのせ、ふたをする。すぐに使える。
取材・文/石井美佐 撮影/中野正景