しょうがは、なんと紀元前からインド、中国、ギリシア、ローマなど広い範囲で栽培され、食用、薬用に利用されてきました。
特有の辛み成分はジンゲロンとショウガオールによるもので、殺菌作用、消臭効果があります。また、これらの成分は体を温めるので、冬の風邪予防に昔からしょうが湯、しょうが飴、ジンジャーティーなど、いろいろと身近に利用されてきました。
今回は、管理栄養士で料理研究家の村上祥子さんに、生姜調味料の決定版『オイルしょうが』を使った炒め物レシピを教えていただきました。
※オイルしょうがの作り方は最後にご紹介します。
パプリカのオイルしょうが炒め
1人分49kcal 塩分0.1g
材料(2人分)
パプリカ(赤・黄)...各1/2個
オイルしょうが...大さじ1
塩...少々
作り方
①パプリカは種を取って1.5cm幅に切る。
②耐熱ボウルに入れ、ふんわりとラップをし、電子レンジ600Wで3分加熱する。
③取り出して、オイルしょうがと塩を加えてよく混ぜる。
じゃがいものしょうがソテー
1人分93kcal 塩分0.2g
材料(2人分)
じゃがいも...1個
オイルしょうが...大さじ1
塩...少々
作り方
①じゃがいもは洗って皮ごとぬれたままポリ袋に入れ、小皿にのせる。
②①を電子レンジ600Wで3分加熱する。竹串を刺してみてスーッと通るようであれば、袋から出し、1cm幅の輪切りにする。
③フライパンを温め、オイルしょうがを入れ、②を並べ入れて両面を焼き、塩をふって火を止める。
にんじんのオイルしょうが炒め
1人分62kcal 塩分0.2g
材料(2人分)
にんじん...小1本
オイルしょうが...大さじ1
砂糖...小さじ1
塩...少々
パセリのみじん切り...少々
作り方
①にんじんは乱切りにして耐熱容器に入れ、水大さじ1(分量外)を加え、ふんわりとラップをかけ、電子レンジ600Wで2分加熱する。
②フライパンを温め、オイルしょうがを入れ、水分をきった①を加えて炒め、砂糖と塩をふって火を止め、パセリをふる。
しょうがをいつでも便利に「オイルしょうが」の作り方
大さじ1あたり72kcal 塩分0g
常温で約1年間保存できる。冷暗所(光の当たらないところ)に置く。冷蔵庫でもよい。
材料(できあがり250ml瓶2個分)
しょうが...200g(正味)
オリーブ油...200ml
作り方
①しょうがはよく洗って水けをふき、汚れているところだけ除いて、皮ごとみじん切りにする。
②瓶(ここでは250ml容量の瓶2個)に入れ、ふたはしないで電子レンジ600Wで1分加熱する。
③取り出してオリーブ油をひたひたまで入れる。
④ラップを丸めて表面にのせ、ふたをする。すぐに使える。
取材・文/石井美佐 撮影/中野正景