ため込んだ水回りの汚れに悪戦苦闘していませんか? それをぐっとラクにするのが、実は汚れが落ちやすい夏のプチ掃除。頑張らずにきれいになる、掃除&片付け術を伝授します!今回は、ラク家事研究家のみなさんに「夏掃除の厳選洗剤と手間なし掃除術」について教えてもらいました。
【前回】「頑張らない掃除」の「3つのポイント」を伝授! 夏こそ掃除にうってつけの季節です
使い方をぜひマスターしてほしいのが、この6種類の洗剤。
性質を知れば、すっきり&きれいな水回りを維持できます!
【アルカリ性】
アルカリ電解水
キッチンの油汚れ、ドアノブや家具についた皮脂汚れなど、酸性の汚れに効果的。2度拭き不要な便利アイテムです。肌あれを起こすおそれもあるので、掃除用手袋をして使用。
【中性】
ウタマロクリーナー
素材を傷めにくく、手肌にもやさしい中性洗剤。汚れの性質にかかわらず使えるので、家中いろいろな場所の汚れ落としに大活躍。毎日の掃除におすすめの万能洗剤です。
【酸性】
粉末クエン酸
浴槽や洗面所の水あか、石けんかす、トイレの尿汚れといったアルカリ性の汚れを落とします。消臭の効果も。塩素系漂白剤と混ぜると有毒ガスが発生するので、使用の際は注意を。
【研磨剤】
クリームクレンザー ジフ
油汚れやくすみなど、こびりついた汚れを削り落とすアルカリ性の洗剤。素材によっては傷つく場合も。目立たない場所で試してから使い、掃除用手袋をして使用するのがおすすめ。
【酸素系漂白剤】
オキシクリーン
汚れやにおいを酸素系の泡で浮かせて落とす、粉末タイプの漂白剤。40~60度の湯に溶かして漬け置くだけできれいになります。使用の際は掃除用手袋をし、洗濯に使っても。
【塩素系漂白剤】
キッチン泡ハイター ハンディスプレー
カビやぬめりの除去に効果を発揮する、除菌・漂白力に優れた漂白剤。キッチン用ですが、お風呂掃除でも大活躍。使用には掃除用手袋をし、酸性洗剤とは混ぜないよう注意を。
6つの厳選洗剤ですっきり
手間なしズボラ掃除術
一日の終わりにリセット掃除を! 「キッチン」
調理台
丸洗いでワントーン明るくなる
ウタマロクリーナーをスプレーし、濡らしたスポンジで全体を洗います。泡を集めて(スクイジーを使うと便利)シンクに流し、台ふきんで水拭き、から拭きを。
使ったのはこれ!
シンク
くすみが取れてすっきり
クリームクレンザー ジフをつけて、スポンジで円を描くように磨きます。洗剤を水で洗い流して終了。
使ったのはこれ!
電気ポット
水あか汚れがピカピカに!
満水まで水を入れて粉末クエン酸大さじ1を入れてスイッチオン。沸騰したらスイッチを切り、そのまま1 時間置きます。湯を捨てたら、再び水を満水まで入れて沸かしてすすぎを。炊飯器の内釜も同様に洗えます(五合炊きの場合、水と粉末クエン酸20gを入れて炊飯する)。
使ったのはこれ!
電子レンジ
中も外もスプレー1本でOK
アルカリ電解水を吹きつけたペーパータオルで拭くだけ。庫内の大まかな汚れや、外側の手あかなどの汚れが落とせます。
使ったのはこれ!
《掃除がラクになるおすすめグッズ》
抗菌力のある銅イオンが発生し、いやなぬめりやにおいがつきにくい、お手入れ簡単な銅製の排水口用バスケットです。キッチン用の他、カビの繁殖が気になる浴室用もあります。
純銅製・浅型バスケット(フタ・リング付き)4,180円(税込)、深型バスケット(フタ・リング付き)4,400円(税込)
※ここで紹介する洗剤を使う際は、商品に記載の使用上の注意を必ず読み、素材・器具・設備などの取扱説明書をご確認の上、使用してください。記事内では一部メーカー推奨ではない方法を紹介します。ご使用の際は、十分に安全に配慮しながら行ってください。
取材・文/シェルト・ゴ(佐藤由香、堀井明日香) 撮影/木谷基一