いくつになっても若々しい、児童文学作家の角野栄子さん。毎日の洋服を考えるているのは、娘のくぼしまりおさんです。今回は、くぼしまりおさんに「年齢を感じさせない若々しさの秘訣」について伺いました。
シミやシワが目立たなくなる!?
いま、角野栄子さんは86歳。
にもかかわらず、年齢を感じさせない若々しい印象があります。
その秘訣は?
「顔まわりを華やかに見せること!」とくぼしまりおさん。
「洋服にはレフ板のような働きがあるんです。それを利用しない手はありません」
レフ板とは、女優やモデルが写真を撮るときに顔色がきれいに映るように、光を反射させる板のこと。
「特に顔の印象を大きく左右するのが、顔や首まわりのおしゃれです。明るい色をまとえば、顔色はパッと華やかになるし、気になる顔のシミやシワなどを目立たなくさせることもできるんです」
角野さんが身につけている赤色のスカーフ(上写真)は、切り込みが入ったデザイン。首に巻くと花のように広がり、華やかな印象を与えてくれます。
首まわりのおしゃれがポイント
おすすめは首まわりだけで完結するスカーフや小さめのストール。
カラフルなものや柄物にも挑戦してみましょう。
うまく巻けないときは「パンの袋などを留める針金入りのビニールタイを使います。私はこれをねじりん棒と呼んで愛用。スカーフをねじって留め、重なった生地の下に折り込めば簡単にまとまります」。
その1
コンパクトなスカーフでぐるり
その2
短いネックレスで顔の印象を華やかに
カラフルなものから大きな飾りがついたものまで、短いネックレスも活用度大。
つけ方にもコツがあるとか。
「例えば花飾りがついていたら、その飾りは顔の横にもってくること。頬の近くに花飾りがあることで、顔のシミやシワには目がいかず、花飾りのかわいい印象を相手に与えることができます」
あると便利な「パワーネットのタートルネック」
首まわりを華やかにするアイテムがもう一つ。
パワーネットのタートルネックです。
パワーネットは、伸縮性の高い生地で、着心地抜群。
重ね着しても負担になりません。
角野さんは水玉やボーダー柄を愛用しているそう。
イラスト/くぼしまりお 文/葛山あかね 編集協力/酒井ゆう、平林亜紀(micro fish) 撮影/馬場わかな 協力/(有)角野栄子オフィス