いまが旬の新じゃがは水分が多く、やわらかいので風味もあり、皮付きでも調理がしやすいです。今回は、管理栄養士で料理研究家の村上祥子(むらかみ・さちこ)さんに「新じゃがレシピや調理法」を教えてもらいました。
いまが旬です
新じゃがレシピ
じゃがいもは保存がきく食材です。
収穫後、貯蔵しておき年間を通して市場に出回ります。
ただ、新じゃがは収穫してからすぐに出荷されるので水分が多く、やわらかく風味もあるのが特徴です。
皮も薄いのでむかずに調理できるのも新じゃがならでは。
じゃがいもにはカリウムやビタミンB6が豊富で熱に強いビタミンCも含まれています。
皮ごとじゃがバター
1人分137kcal/塩分0.8g
材料(4人分)
新じゃが(小粒)...400g
サラダ油...小さじ1
バター...大さじ1
塩、こしょう...各少々
ローズマリー...少々
作り方
(1)新じゃがは皮付きのまま洗ってポリ袋に入れ、口は閉めずに耐熱容器にのせ、電子レンジ600Wで8分加熱する。
(2)フライパンを中火で温め、サラダ油を入れ、1を加え、へらでじゃがいもを転がしながら皮に焼き色がつくまで加熱する。
(3)最後にバターを入れて絡ませ、塩、こしょうを振って火を止めてローズマリーを添える。
下ごしらえでラクに調理
皮ごと電子レンジで加熱しておくと、炒める煮る等々の調理で火がすぐに入ります。
(1)皮付きのまま洗ってポリ袋に入れ、口は閉めずに耐熱容器にのせる。
(2)電子レンジ600Wで100gあたり2分を目安に、竹串がスッと通るくらいに加熱する。
(3)取り出してポリ袋に水を注いでじゃがいもの外側を冷まし、すぐに水をきる。
(4)切ってから皮をむく。その後は調理法により、さらに切ったりつぶしたりする。
簡単につぶす方法
ポテトサラダなど、つぶす調理法には(4)のじゃがいもをポリ袋に入れて、めん棒を転がすとすぐにつぶれる。手のひらで袋の上から押してもよい。マッシャーでつぶすよりもずっとラク。
マッシュする方法
さらにクリーム状にマッシュしたいときはフードプロセッサーにかけると、あっという間になめらかなクリーム状になる。熱いうちにマッシュすること。
取材・文/石井美佐 撮影/スタジオCOM(中野正景)