とやかく言ってくる人は「無視」でいい。自己肯定感を上げるための心の在り方

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『自分に嫌われない生き方』 (谷口たかひさ/KADOKAWA)第7回【全9回】

世界16か国で合計約2,000回講演した環境活動家の谷口たかひささんは、毎日無数に繰り返す判断を、どちらを選べば自分のことを好きでいられるかで決めているそう。それは、人生でもっとも大切なのは「自分を好きでいる」 ことだという信念があるから。書籍『自分に嫌われない生き方』(KADOKAWA)は、谷口さんが世界を訪問して分かった「豊かに生きる人々の価値観」をまとめたもの。「成功」ではなく「幸せ」をつかむために必要な「自分に嫌われないこと」について、本のなかのいくつかのエピソードをもとに考えてみませんか?

※本記事は谷口たかひさ著の書籍「自分に嫌われない生き方」から一部抜粋・編集しました。

大谷翔平選手があるインタビューでこう語っていました。

あんまり人に興味がないというか、基本的に「自分がちゃんとやっているか」だと思っているので。
別に人が不真面目にやっていても、真面目にやっていても、どっちでも僕には関係ないので。

僕はこれにとても共感します。

大谷翔平選手がそう話した後、「自己中心的なんじゃないですかね?」という言葉が浴びせられましたが、僕はそうやって人に干渉したり、価値観を押し付けたりしてくる人間のほうが、自己中心的な場合が多いと思っています。

僕も「人に興味がないですよね」とよく言われます。

もちろん自覚していますし、もっと言えば、自分がやりたいことに夢中で、他の人のことを気にしている余裕がない。

誰の邪魔もしたくないし、誰にも邪魔されたくない。

世の中でどれだけネガティブなことが起こっていようと、「じゃあ自分はどう生きるのか?」しかない。

「自分の課題」と「他人の課題」をキッパリ分けて考える。

他の人のことをとやかく言ってばかりの人を見ると、「自分の人生を生きればいいのに」と思います。

あの人が悪い、この人が悪い、みたいなことを言ってばかりの人を見ると、「自分が何をするかだけじゃない?」と思います。

そして、「結局、ヒマなんだろうな」と思います。

もっと自分に集中しないと、自分が損をすると思います。

「過去」と「他人」は変えられない。

変えられるのは、「今」と「自分」だけなのだから。

それなのに、変えられない「過去」や「他人」にばかり執着するのは、自分で自分の心の上に、ストレスという名の小石を積み重ねていく行為に等しい。

そして、そんな過去や他人に執着して過ごした時間を振り返ると、その間ストレスとシワが増えただけで、1ミリも成長していなかったことに気づきます。

これが、「他人軸」の正体。

何をやっていても、何かを言ってくる人は必ずいます。

大丈夫、自分の信じる道を突き進んで。

あなたに心ない言葉をぶつけてくるその人は、自分のうっぷんを晴らす対象を探して徘徊しているだけの通り魔みたいなものだから。

あなたにわかったようなことをエラそうに言ってくるその人は、「自分ではやったことのない人」かもしれないから。

あなたの意見でなく人格を否定するようなことを言ってくるその人は、「ただの失礼な人」だから。

あなたを偽善者呼ばわりするその人は、「自分に善の心がないから善の心を理解できない」という自己紹介かもしれないから。

あなたのやっていることを否定したいその人は、「自分にできないことをやっているあなたへの嫉妬」かもしれないから。

そして絶対に間違いがないことは、その人があなたの人生に責任をとってくれることはないから。

大丈夫、あなたはあなたの信じる道を突き進んで。

言いたい人には言わせておけばいい。

あなたは言い返す必要もなく、無視でいい。

そんな人に、あなたの貴重な時間やエネルギーを使う価値はない。

 
※本記事は谷口たかひさ著の書籍「自分に嫌われない生き方」から一部抜粋・編集しました。
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