『龍のごとく運気が上昇する新しい時代の神社参拝』 (SHINGO/KADOKAWA)第10回【全13回】
占星術でいうところの「風の時代」が2021年から本格的に始まっています。
「風の時代は『本来の私』に還るために、神社を活用する時代です」と話すのは、うつ病を患い、そのリハビリのために訪れた場所で「龍神」を視たことをきっかけに、龍が「視える」ようになったというSHINGO氏。現在は龍を呼び、龍をつなぐドラゴン・マスターとして活動する氏の著書「龍のごとく運気が上昇する新しい時代の神社参拝」(KADOKAWA)より、神社のなかでも、とりわけエネルギーが高いとされる「龍のいる神社」13社を厳選してご紹介します。
※本記事はSHINGO著の書籍『龍のごとく運気が上昇する新しい時代の神社参拝』から一部抜粋・編集しました。
龍が見えるようになる!? 龍神パワースポット「高野山金剛峯寺・奥之院」
和歌山県伊都郡高野町高野山1 3 2
開創
弘法大師空海
【こんな人にオススメ】
・龍が見えるようになりたい人
・「龍神結界」の中に入ってエネルギーを受け取りたい人
・自分の人生をまっすぐに生きたい人
平安時代のはじめに開創された、日本仏教の聖地「高野山」。高野山は「一山境内地」と称され、山全体がお寺。国、社会の安寧とそこに住まう人々の幸福を願い、真言宗の開祖・弘法大師空海によって開かれました。
神社をメインにご紹介していますが、唯一、寺院を紹介させていただきます。
こちらは、僕にとって外すことのできない特別な場所。僕が初めて龍と出会ったのが、高野山「奥之院」でした。周辺には「龍神」と名のつく場所が数多く存在し、いたるところで龍のエネルギーを感じることができます。
まだ龍の存在を感じたことがない方も、こちらを訪れれば龍と出会えるかもしれません。
龍と出会える確率が高い特別な場所
僕はかつて身も心もズタズタの状態で、心のケアのために全国の神社仏閣をお参りしていました。その中で訪れたのが「高野山・奥之院」でした。
奥之院の御廟(ごびょう)に向かうには、「一の橋」という橋を渡ります。
僕はこの橋の前に立った瞬間、涙が溢れそうになりました。とても懐かしいような、来るべくして来たかのような、そんな不思議な感覚が訪れたのです。
続いて「燈籠堂」の中に入ると、お堂の奥に「何か」が見えました。ゆらゆらとうごめく波のような、蜃気楼のような。よく見るとひげがあって、つのに、目もある!
そう、それは龍でした。
お堂の中に龍がいたのです。初めは目を疑いましたが、その瞬間、頭がぼうっとし、やがて何とも言えない至福感に包まれました。
きっと、龍と一体になっていたのだと思います。
「龍神結界」
高野山・奥之院周辺には「龍神」と名のつく場所が数多く存在します。
高野山から車で約1時間の場所には「龍神村」があり、村内には「龍神温泉」があります。
さらに、そこに向かう道路の名前は「高野龍神スカイライン」。
これは僕の見解ですが、高野山・奥之院の近辺には「龍神結界」が張られていると思います。
その中に入ると、龍が見える確率がぐっと高くなる。
僕に龍が見えたのは、きっと結界の中に入ったからだったのでしょう。
「自分を生きる」エネルギー
「燈籠堂」の地下には、空海の肖像画と、密教の仏具である「金剛杵(こんごうしょ)」があります。
ここでは心から手を合わせたくなり、同時に空海さんがすぐそばにいるような感覚がありました(実際、この場所で空海さんを感じたという人はたくさんいます)。
僕はこちらで、空海さんから「自分を信じて進みなさい」というメッセージをいただきました。
空海さんは、自分の使命をしっかりと生きた人だったようです。
「弘法にも筆の誤り」ということわざがある通り、書の達人であった空海さん。時の天皇から京都に来て書を書くようにと、お呼び出しがかかります。
ところが、空海さんはなんと「いまは禅の修行中だから」と辞退されたのだそうです。
相手が天皇であっても「私にはやりたいことがあるので」と言い切る。
「自分軸」を失いがちな現代人には参考になる生き方です。
高野山・奥之院では、龍のエネルギーを感じながら、空海さんの「自分を生きる」エネルギーにも触れることができます。