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タバコを1本吸うと寿命が14分縮まる!?
タバコが健康に大きな害をもたらすことはよく知られ、健康意識の高まりなどから喫煙者の数も減ってきている。それでもタバコをやめられないという人は、タバコを1本吸うごとにどれほど寿命が削られているかを知ると、禁煙するきっかけになるかもしれない。
イギリスの医学誌『ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル』によると、20歳前から喫煙を続け、1日平均20本、50年間タバコを吸っている人の場合、タバコの数は累計36万本になり、男性は8年、女性は10年も寿命が短くなるという。縮まった寿命を10年として計算すると、1箱で4.8時間、1本で14.4分もの命を削っていることになる。あまりにもったいないではないか。
もったいないといえば、お金も同様である。
タバコの値段はどんどん引き上げられているうえに、消費税だけではなく国と地方のたばこ税、国のたばこ特別税がかかっており、430円のタバコなら、そのうち64パーセントが税金なのである。
禁煙へのサポート体制も拡大している。2006年からは禁煙治療にも健康保険が適用されており、禁煙外来に足を運びやすくなっている。かつては禁煙外来を受診できる医療機関は少なかったが、今では全国で1万5000カ所以上に増えている。ニコチンパッチや飲み薬など、治療の選択肢も広がった。かつて禁煙に失敗した人は、禁煙とはタバコを禁じられることではなく、タバコから自由になることととらえて再チャレンジしてはどうだろう。
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『人類なら知っておきたい 地球の雑学』
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