やさしい手ぬいを提案する高橋恵美子さんのきものリフォーム。今回ご紹介するのは、きものをほどかずに作れるジャンパースカートです。ゆとりのある身幅で体をゆったりと包んでくれます。
この記事は月刊誌『毎日が発見』2024年2月号に掲載の情報です。
【同じきもの記事の残りでトートバッグも!】作り方記事はこちら!
身幅たっぷり。単衣のきもので軽やかに
体をゆったりと包んでくれる着心地のいいジャンパースカートを作りませんか?
きものの身頃とおくみの幅を余さず使っているので、ゆとりある身幅。
ウエストやヒップのサイズを気にせずに着られます。
作り方も簡単。
下にあるように、もともときれいにぬわれているきものの脇や背ぬい、裾をほどかずに利用しましょう。
きものの色柄や質感が映えるので、シンプルなインナーを合わせるだけで素敵。絹の軽さも魅力です。
前中心にタックを取って
胸の部分にタックを取っているので、スカートが裾に向かって緩やかに広がり、よりゆったりと着られます。
歩くたびに布がふわりと揺れて、Aラインのシルエットが際立ちます。
後ろの裾のスリットもアクセント
裾がまとわりつかず歩きやすいのもスリットの効果です。(写真のスカート丈は身長170cmのモデル用)
使ったきものは単衣(ひとえ)の紬(つむぎ)。端に針を入れて、布通りがいいかどうか確認しましょう。
きものの脇や背ぬい、裾はほどかずに裁ちます。
前中心にタックを取って、肩ひもを付けるだけ。トートバッグも、ぜひおそろいで。