基本のモチーフを覚えて
作ってみましょう
鎖編みと長編みを繰り返すだけの簡単なモチーフです。
糸を太いものにすれば大きく、その反対に細くすれば小さく編めます。
ここではコースター、バッグ、座布団の作り方を紹介しますが、たくさんのモチーフをつなぎ合わせれば、ベストやベッドカバーのような大きなものも作れます。
また、基本は5段で紹介していますが、バッグや座布団のように段数を増やしていくと大きくできます。
2枚を合わせるときは、鎖の目と目を合わせて、糸を引き抜きながらつなぎます。
何枚もつなぐときも同じ要領です。
基本のグラニーモチーフ編
編み方
（1）指に糸を二重にまく。
（2）反対の手で糸をはずし、元の手の中指に戻して人さし指に糸をかける。
（3）かぎ針を輪に通して糸をかけ、輪の中をくぐらせる。
（4）かぎ針に糸をかけて引き抜き、鎖編みを3目編む。
（5）糸をかけて輪に通し、糸を引き抜く。
（6）さらに糸をかけて手前の2本を引き抜く。
（7）次に糸をかけて残りの2本を引き抜き、長編み１目完成。
（8）（5）～（7）と同様に長編みを1目編む。
（9）鎖編みを3目編み、長編みを3目編む。
（10）鎖編み3目、長編み3目を繰り返し、計4個作る。
（11）糸の端を引っ張って動く輪の糸を見つける。
（12）動く糸を引っ張って輪を縮める。さらに端を引っ張り輪を縮める。
（13）鎖を1目編み、糸をかけて鎖の端の糸2本（半目と裏山）にかぎ針を入れる。
（14）糸をかけて一気に引き抜き、立ち上がりの目とつなぐ。これが中長編み。
1段編めた！
（15）２段目の立ち上がりの鎖を3目編み、１段目の中長編みの横の穴に長編みを２目編む。
（16）鎖編みを1目編み、長編みを3目編む。
（17）２段目の最初の角、鎖編み3目、長編み3目を編む。次に鎖１目、長編み３目を編む。これを２回繰り返す。糸をかけて初めの鎖の端の糸2本（半目と裏山）にかぎ針を入れて引き抜く。
（18）鎖１目編み、中長編みで立ち上がりの目とつなぐ。
（19）編み図の通り、鎖編みと長編みを繰り返して5段編む。
（20）糸をかけて引き抜き、糸を切ってきれいに引き抜いて留める。
（21）余分な糸をとじ針に通して、編み目に2、3回くぐらせて切る。
＼できた！／
とじ針
編み物用の先の丸い針。糸を始末するときに、とじ針があると便利です。
撮影／木下大造 作品制作／松井征子（プロセス指導）、宮崎満子、佐伯寿賀子 トレース／ウエイド手芸部 撮影協力／ハマナカ
