ジャンボかぎ針で裂き編みに挑戦して、生活小物を作ってみませんか? 使う布の種類によって風合いが変わるのも面白いです。そこで、絵本作家、手芸作家、イラストレーターとして活躍する堀川 波さんに「裂き編みで作る持ち手違いのバッグ2種」を教えていただきました。
持ち手違いのバッグ2種
円を編んで途中から増し目をしないと円筒になります
底の部分を円で編んで、作りたい大きさまで編んだら、増し目をしないで最後の目数を20段ぐらい編むと、円筒形になり、小物入れになります。
これに持ち手を付けるとバッグに。
LサイズのTシャツで、直径14cm、高さ13cmのものが編めます。
持ち手を革ひもで作る
材料(できあがり直径14cm高さ16cm)
好みの布テープ...約100m
革ひも...50cm2本(幅1cm)
作り方
編み図の通りに丸い底部分を編み、増し目をしないで16cm編む。
(1)上辺から2cmぐらい下で、中心を8目空けて両端に革ひもを通す場所を決める。革ひもを裏から通す。
(2)端を結んで抜けないようにする。反対も同様に裏から通して、結ぶ。
編みながら持ち手を作る
材料(できあがり直径14cm高さ22cm)
好みの布テープ...約100m
作り方
編み図の通りに丸い底部分を編み、増し目をしないで20cm編む。
(1)端から9目細編みをし、10目鎖編みをする。
(2)細編みの10目めにかぎ針を入れる。
(3)テープをかぎ針にかけて引き抜く。
(4)さらにテープをかぎ針にかけて引き抜いて細編みをする。続けて端まで編み、折り返して鎖編みのところまで編む。
(5)鎖編みのところにきたら、鎖の下にかぎ針を通してテープを引き出す。
(6)かぎ針にテープをかけて細編みの要領で引き出す。これを10目編む。端まで細編みをする。
(7)もう1段細編みをしてできあがり。
できあがり!
撮影/原 務 作品制作/今井奈緒