定期誌『毎日が発見』で掲載中の「坂内鏡子さんのナチュラルソーイング」より、1つの型紙ベースにして、印象がガラッと変わる2種類のパンツをご紹介。幅やポケットの位置で、こんなにイメージが違うんです!
はき心地のいいゆったり幅です
厚手の木綿地で作りました。トップスを選ばず、カジュアルにもきれいめにもはきこなせます。
裾をすぼめるとカジュアルなカーゴパンツに
素材は光沢のある木綿地。股上が深いので安心してはけます。部屋着としてもおすすめです。
二つのパンツは、どちらも日常着として活躍すること間違いなしの定番の形。
一つの型紙を土台に、幅やポケット位置などをアレンジしたもので、同じ手順で作ることができます。
腰周りがゆったりめで気になる脚のラインを拾わず、ウエストはゴム入り。
はき心地もいいですよ。
気軽に洗濯ができるようにと木綿地で作っていますが、秋冬には暖かいウール地などで作ってもすてき。
ストレートパンツはすっきりスレンダー。
ポケットの形と位置でパンツのイメージが変わります
パンツを選ぶとき、本体そのもののデザインとともに気になるのがポケット。
小物をしまえる便利さだけでなく、形や大きさ、ステッチなどがおしゃれのアクセントになりますね。
さっと手を入れてポーズ...、そんな楽しみ方ができるのもうれしいところです。
ここではストレートパンツに前&お尻ポケットを、カーゴパンツには脇ポケットを付けてアレンジしています。
いずれも外付け(表布にぬい付ける)なので簡単です。
貨物船で荷役作業をする人のためにデザインされたというカーゴパンツ。歩きやすさも抜群。
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脇ポケットには飾りフラップを付けて
脇ポケットはひざ上の左右に。もともと腰をかがめたときに作業しやすいようにと考えられた、カーゴパンツならではのデザインです。上部に付けた飾りフラップがポイント。
トップスをパンツの中に入れるこんな着方もいいですね。前ポケットの形がより際立ちます。
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大きな前ポケット
入れ口を斜めにカットした、手の出し入れがしやすい形。深いのでスマートフォンなどもすっぽり入ります。
右のお尻にも...
少し斜めに傾けたお尻ポケット。高い位置に付けるので腰高に見えます。お尻の形から視線をそらす役割も。
取材・作図・文/飯田充代 撮影/中島繁樹 モデル/はな スタイリング/石井あすか
ヘアメイク/石川智恵 イラスト/小池百合穂
*モデル(身長170cm)が着用しているのはS~Mサイズ。丈は自分のサイズに合わせて作りましょう。
生地提供:CHECK&STRIPE自由が丘店
TEL:03-6421-3200
<ストレートパンツの小物>
ニット/TICCA 、ピアス プラウ、バレエシューズ スペルタ/以上フラッパーズ
<カーゴパンツの小物>
ニット、ピアスパーツ、ネックレス、バッグ/以上ヨーガンレール、 帽子/ババグーリ
フラッパーズTEL:03-5456-6866
ヨーガンレールTEL:03-3820-8805
ババグーリTEL:03-3820-8825
TICCATEL:076-221-5355