『人に話したくなるほど面白い! 教養になる超雑学』 (近藤仁美/永岡書店)第1回【全10回】
テレビ番組でも活躍中のクイズ作家・近藤仁美さんが集めた珠玉の雑学をご紹介。「ピラミッドの頂上にはカフェがあった!?」「ゆで卵は頑張れば生卵に戻せる!」など、知ればきっと誰かに教えたくなること間違いなし!『人に話したくなるほど面白い! 教養になる超雑学』に収録の雑学を厳選。ちょっとした話題作りに役立ててみてはいかがでしょうか。
※本記事は近藤仁美著の書籍『人に話したくなるほど面白い! 教養になる超雑学』(永岡書店)から一部抜粋・編集しました。
ピラミッドのてっぺんには一時期カフェがあった!
エジプトのギザにあるクフ王のピラミッドは、世界一高い墓だといわれる。この146メートルもある建造物はかつて頂上まで登ることができ、一時期はてっぺんにあるカフェで一休みすることさえできた。この企画は地元のホテルが考えたもので、登頂後、雄大な景色を眺めながら朝食を摂るプランだったという。しかし、1983年にはピラミッドへの登頂が原則禁止されたため、いまとなってはこのような試みは夢のまた夢である。
エジプトといえば、かの有名なクレオパトラは実は複数いた。一般に知られるのはクレオパトラ7世で、「クレオパトラ」とは「父の栄光」という意味だ。また、彼女はカエサルやアントニウスとの恋愛で著名だが、本来は実弟であるプトレマイオス13世やプトレマイオス14世が夫であった。当時の王族はきょうだい間の結婚で血を守るのが一般的であったため、さほど珍しいことではないが、歴史の表にはあまり出てこないエピソードである。