「生きてるうちにやりたいことをやらなきゃソン」。64歳のインスタグラマー藤原民子さんインタビュー

プラチナヘアモデルやSNSでも活躍している藤原民子さん。夫の死後、自分らしく生きることを選び、ファッションやメイクの情報を発信。年齢に縛られない着こなしなどについてお伺いしました。

この記事は月刊誌『毎日が発見』2024年1月号に掲載の情報です。

「生きてるうちにやりたいことをやらなきゃソン」。64歳のインスタグラマー藤原民子さんインタビュー 2401_P084-085_01.jpg"生きてるうちにやりたいことをやらなきゃソン"
開き直ったら、出会いやチャレンジへとつながった

年齢を気にしすぎずに
思い切ってトライしよう

プラチナヘアモデルとして活躍、インスタグラムなどのSNSでも、好きなメイクやファッションの情報を発信。

「美しすぎる62歳」としてネットニュースにも取り上げられ、人気を集めている藤原さん。

しかしそんな活躍のきっかけは、最愛の夫との別れだったといいます。

「今まで3回結婚しているのですが、最初は守ってくれるような人を選んだ結果、相手に合わせ、無理をしていました。今考えるとこの頃は自分を大事にしてなかったなと思います。53歳で出会った夫は、やりたいことを自由にやらせてくれ応援してくれる、素晴らしい人でした。なのに、入籍後2週間で突然はかなくなってしまって......」。

写真で明るく微笑む姿からは想像できない、突然の死別が、活動のきっかけに。

「人はいつどうなるか分からない。だから、生きてるうちにやりたいことをやらなくちゃって。そこでブログやインスタグラムで発信を始めたら、雑誌の連載やショップチャンネルの企画に参加させていただくなど、さまざまな出会いがあったんです」

なかでも人気となっている、年齢に縛られない着こなしにコツはあるのですか?

「年齢を重ねるとどうしてもお肉がつきます。でも隠そうとしてダボッとしたものを着てしまうと、かえってボリュームが出て太って見えます。袖を折って手首を出したり、パンツを折って足首を見せるなど、体の細い部分をあえて見せると、メリハリがつきます。60歳を超えたからと隠しすぎず、思い切って見せたほうがスッキリ見えますよ」

藤原さんに本日着ていただいたエムポルクのパンツも、裾を折ってブーツと青のソックスをチラリと見せることで脚長効果を狙ったとか。

「自分はこれしか似合わない、とガンコになるのはもったいないなと。若作りしたいのではなく今の自分に似合う形に常に進化していきたい。そんな姿を見て、いつだってやり直しはきくんだな、と思ってもらえたら幸せです」

取材・文/黒木博子 撮影/かくたみほ

 

藤原民子(ふじわら・たみこ)さん
1959年生まれ。インスタグラムをきっかけに、プラチナヘアモデルとしての活動も開始。雑誌の連載やショップチャンネルではファッションブランド「タミ・ブラーマ」の企画から参加し、ゲスト出演もするなど幅広く活動。著書『60代から輝く!ファッション・メイク・生活スタイル』(池田書店)は2022年出版。

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