花瓶がなくても大丈夫!季節の花で気軽なおもてなしを【人気エッセイスト・有川真由美さんが提案】

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『センスいい人がしている80のこと』 (有川真由美/扶桑社)第9回【全10回】

センスよく暮らしたい、おしゃれだと思われたい、そう考えている方はたくさんいると思います。でも、センスっていったい何で、どうやったら身に付くのでしょう?  『センスいい人がしている80のこと』(扶桑社)は、50種類の仕事、約50か国を旅してきた作家・有川真由美氏が「センスいいな」と思った魅力的な人のこと、感性を磨くためにやってきたことを満載した1冊です。 今回はその中から、センスがいい人がしていた「作法」についてご紹介します。マネしやすいことばかりなので、日々の生活に取り入れてみるのもいいかもしれません。

※本記事は有川真由美著の書籍『センスいい人がしている80のこと』から一部抜粋・編集しました。

おもてなしに季節の「一輪挿し」を飾る

ご自宅を訪問したときに、玄関やリビングに季節の花が飾ってあると、それだけであたたかいおもてなしを受けているように感じます。

でも、「花を飾りたいけれど、知識がない」「花や花瓶を買う経済的な余裕がない」などと躊躇する人もいるのではないでしょうか。

花を飾るコツをわかっておくと、お招きするときだけでなく、花のある暮らしを気軽に楽しめるようになります。

まず試してほしいのが「一輪挿し」。花屋では1本からでも購入できるので、好きな花を直感で1本から数本、選ぶといいでしょう。バラやチューリップ、ヒマワリ、ダリアなど大きく華やかな花は、高さのある瓶やグラスに飾ると、1本でも存在感バツグン。リビングや玄関など広い空間でも、見栄えがするでしょう。

スミレやタンポポ、スイートピーなど可憐な花は、シンプルで小ぶりの花瓶に。洗面台の横やお手洗い、窓際、サイドテーブルなどにさりげなく置くのがおすすめ。ほかの置物と組み合わせて一輪挿しを置くのも、おもてなし感が上がります。

わかっておくべきは「花瓶がなくても大丈夫」ということ。自宅にあるグラスや、ジャムなどの空き瓶などに気軽に飾ってみましょう。散歩中に拾った花を集めて、ガラスの器に浮かべ、"フローティングフラワー"にするのもおしゃれです。

友人宅で「すごい!」と感動したのが、一輪挿しの小さな瓶を数個集めて、それぞれ別の花を飾ること。花瓶との組み合わせ、高さ、ボリュームなどにメリハリをつけると、ずらりと並べたときに絵画のようなインテリアになるのです。

大きな花瓶に華やかに花が飾られているのも美しいものですが、家のあちこちに一輪挿しがあると、そのたびにほっこりして目を留め、鑑賞するもの。季節に合った花を選んで、気軽なおもてなしを楽しみましょう。

 

有川真由美

作家、写真家。鹿児島県姶良市出身。台湾国立高雄第一科技大学応用日本語学科修士課程修了。化粧品会社事務、塾講師、衣料品店店長、着物着付け講師、ブライダルコーディネーター、フリー情報誌編集者など、多くの職業経験を生かして、働く女性のアドバイザー的存在として書籍や雑誌などで執筆。約50カ国を旅し、旅エッセイも手がける。

※本記事は有川真由美著の書籍『センスいい人がしている80のこと』から一部抜粋・編集しました。
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