大人世代の服選び、失敗しないための心のブレーキ【75歳が語るおしゃれの決め手】

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『75歳、おしゃれの決め手 自分を演出する楽しみ』 (オオクボ スミエ/KADOKAWA)第4回【全5回】

書籍『75歳、おしゃれの決め手 自分を演出する楽しみ』(KADOKAWA)の著者、オオクボ スミエさんは、かつてデパートのショーウインドーや店舗ディスプレイを数多く手がけ、「どうすれば商品が最高に美しく見えるか」を追求し続けてきた、いわば「魅せ方のプロ」です。75歳になった彼女が行き着いたのは、頑張りすぎないのに凛として見える「自分を演出するワザ」でした。本書では、 体型をカバーしつつ、顔周りをパッと明るく見せる服・小物の選び方や、アクセサリーの付け方でいつもの装いが見違える演出術を、大人世代の暮らしに寄り添って紹介しています。コツさえ掴めば、日々の身支度はもっとラクに、そして楽しく変わります。自分を上手にプロデュースして、これからの毎日をもっと鮮やかに彩りましょう。

※本記事はオオクボ スミエ (著)による書籍『75歳、おしゃれの決め手 自分を演出する楽しみ』から一部抜粋・編集しました。

いいじゃない!と褒めてくれる友人作り

ショップに行くと、販売スタッフの人に声をかけられます。「何をお探しですか?」。とくに探しているものがなければ、「ちょっと見せてもらいたいだけですが、よろしいですか?」とにっこり。商品を手に取ると、「それ、お似合いですよ」とまた声がかかります。さらに、「可愛いですよね」と言われたら、心の中で、「可愛いわけがないよねぇ、この年で」と小さく声を上げ(笑) 、「ありがとう」と言って、にこにこしながら店を出ます。一生懸命な販売スタッフには申し訳ないけれど、安易な褒め言葉に乗ってはいけない。いつも心に留めています。

それでも、やはり、服を選ぶ時、誰かのアドバイスは欲しいものです。それが似合うのか、似合わないのか。どんな組み合わせで着ると、おしゃれに見えるのか。

パーソナルスタイリストをしていた時、一緒に店に行って、服を選ぶことがありました。何着かフィッティングして、気に入るものがあったなら、そこで、本人に聞くのです。「それ、着るの? 1~2回着て、その後着そうもない服は、似合わないのよ」。そうすると、ハッとするのですね。そうだ、持っている服には合わないと。それほど着る機会はないのだと。

でも逆に、とても似合っていれば、「冒険してみたら?」と後押しをすることもあります。G工房(私のシルバージュエリーと、夫の白磁の店) で接客をしている時も、じっと見ているだけの方にはお声がけするのです。「その指輪、着けてみられては?」。ためらいを断ち切って差し上げるのです。そうすると、これまで着けたことのないデザインのものも試されます。もちろん、似合う、似合わないは、はっきりと伝えるようにしています。

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カジュアルなものも大人っぽく演出。襟が特徴的なデニムのジャケットは、古着屋さんで手に入れたもの。袖をまくって軽快に。パンツ(スタンプス)、スニーカー(スピングル)。

プライベートで、おしゃれ話ができる人。相談できる友人を見つけるのは、おすすめです。「素敵ね、似合ってるわよ!」と、褒めてくれる。「こっちの方がいいんじゃない?」と勧めてくれる。時には、「やめておけば」と止めてくれる。友人の判断って、意外に的を射ているものですよ。

 
※本記事はオオクボ スミエ (著)による書籍『75歳、おしゃれの決め手 自分を演出する楽しみ』から一部抜粋・編集しました。
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