『展望と開運2025』 (村山幸徳/KADOKAWA)第8回【全9回】
2025年がスタートしました! 昨年は元旦の能登半島地震に始まり、豪雨や猛暑など、自然に翻弄された年でしたね。さらに、物価高や円安といったお金にまつわるニュースも多く、将来に不安を覚えた方も多いのではないでしょうか。変化し続ける時代のなかで自ら運を切り拓くためには、どんな心持ちで過ごせばいいのか。毎年、数々の出来事を的中させてきた話題のシリーズ最新版『展望と開運2025』(KADOKAWA)から読み解いていきましょう。今回は、一白水星から九紫火星まで、星ごとのバイオリズムと家庭運を中心にご紹介します。
※本記事は書籍『展望と開運2025』から一部抜粋・編集しました。
生まれ年から本命星を探す
個人の運勢(下の記事)は、自分の生まれ年に巡っていた九星の本命星で見ます。年の変わり目は節分とし、2月3日生まれまでは前年で見ます。
「八白土星」2025年のバイオリズム
坎入(かんにゅう)明けの2025年。鼻息は荒くなりがちだが、まだまだ大股では歩めない。暗剣殺の罠に陥らないように、足元をしっかりと見つめながら、慎重に丁寧に歩んでいこう。こうした丁寧な歩みは周囲にも安心感を与える。自身の基盤を確固たるものにしなければ開運は望めない。自分さえよければいいという心を捨てよう。
自身と環境がリンクして上昇する3月と11月、12月が勝負どころになりそうだ。ここで一気に前に出るためにも準備は手抜かりのないように。まずは自身のビジョンや思いを周囲にはっきりと伝えること。こうした作業を怠れば、肝心なときに周囲の応援を受けられない。
「八白土星」家庭と健康
八白土星にとって「家族」という存在は人生の要だ。2025年、運勢を左右するのも、家族との関係にかかっている。この星は目上からの愛情を求めるが、指導を受けることを嫌う傾向がある。だが、それでは真の愛にたどり着けない。誰が最も深く厳しく八白土星を愛しているのか。それは間違いなく父と母だ。だからこそ2025年は実家に飛び込み、耳に痛い言葉を受け入れる覚悟を持つべきだ。父母の愛に包まれ家族の絆を深めることで運勢は穏やかな光を取り戻す。
家は家族が安心して過ごせる場所であるべきだ。年老いた親と同居しているなら、手すりの設置など、安全対策を考えたい。小さな子供がいる家庭では、冷蔵庫に常備菜を用意し、家族が帰宅しても安心できるよう心がけよう。冷蔵庫を開けた瞬間、温かな家庭の味がそこにあるというのは、子供にとって何よりの安心感だ。健康面では、特に消化器系に注意が必要だ。ストレスが胃に影響を与えやすいため、胃カメラでの検査を強く勧める。大腸のポリープや子宮筋腫にも気をつけたい。特に冷えやストレスは大敵である。交通事故にも注意が必要で、薄暮時の運転や自転車のライト点灯は怠らないように。何もない場所での転倒や捻挫にも注意し、できるだけヒールの低い靴を選ぶといい。