1分間英語でTokyo案内「日本人は信心深いの?」

1分間英語でTokyo案内「日本人は信心深いの?」 pixta_27423246_S.jpg2020年に向けて、ますます増え続けるであろう外国人観光客。彼らを「おもてなし」するツール、それが英語です。
東京をガイドする英文を紹介する本書『東京を1分間英語で案内できる本』で、あなたも知的に、楽しく「英語で東京案内」してみませんか?

◇◇◇

前の記事「1分間英語でTokyo案内「エスカレーターに乗る際、東京の人たちは左側に立ちます」(16)」はこちら。

 

宗教観
Religions in Japan

The two main official religions of Japan are Shintoism and Buddhism. Shintoism is based on the belief in spirits of nature, and Buddhism is a spirituality to make peace and improve oneself.

Other religions that have influenced the Japanese are Confucianism which provides a set of moral rules to live by, and Taoism where we get the concept of "ki" that is part of many words like genki, byoki, youki, honki, yowaki, etc.

 

~覚えておきたい語句・表現~
official ...... 公の
based on ...... ~に基づいている
spirit ...... 精神
spirituality ...... 精神性
improve ...... 改善する
Confucianism ...... 儒教
nfluence ...... ~に影響する
provide ...... ~へ与える、提供する
moral ...... 道徳の
live by ...... ~に従って生きる、~を指針とする

 

【和訳】
日本の公式の二大宗教は神道と仏教です。神道は自然の精霊信仰に基づいており、仏教の精神性は、安心立命、自己の向上にあります。

日本人に影響を及ぼした宗教には、人生の指針となる道徳観を提示する儒教や、「元気」「病気」「陽気」「本気」「弱気」など多くの日本語の一部になっている「気」という概念の元を生んだ道教があります。

 

★ワンポイント解説
日本人は結婚式、葬式、初詣、クリスマス、七五三......と行事や季節ごとにさまざまな宗教を信じていて、外国人の目には不思議に映るかもしれません。さまざまな神様仏様にお参りしても「罰」は当たらないと思いますので、外国人の友達にエキゾチックな日本文化を理解してもらうには、神社仏閣巡りがおすすめです。 

 


【会話で東京案内】

A:Are Japanese religious?
日本人は信心深いの?

B:Some people are, but most Japanese follow many philosophies.
人によってはね。でも日本人は多くの信条に従ってる人が多いんだ。

A:Isn't that problematic?
困らないの?

B:Not at all. Japanese religions are complementary and not exclusive.
全然。日本人の宗教はお互いを補い合っていて、排他的じゃないんだ。


 

次の記事「1分間英語でTokyo案内「東京でしか体験できない新年のイベント」(18)」はこちら。

 

リサ・ヴォート

米国ワシントン州生まれ。メリーランド州立大学にて「A.A.日本研究」「B.S.経営学」を、テンプル大学大学院にて「TESOL修士」を修める。現在、明治大学特任教授、青山学院非常勤講師。NHKラジオ語学番組や日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。また、世界50ヶ国以上を旅するフォトグラファーとして活躍。主な写真集・著書は『WHITE GIFT』(木耳社)、『魔法のリスニング』『魔法の英語耳づくり』(共にJリサーチ出版)、『ポジティブ英語メモ』(実業之日本社)など多数。


 

71Jtb+gIBYL.jpg

『東京を1分間英語で案内できる本』

(リサ・ヴォート/KADOKAWA)

「東京ってどんなところ?」の質問に答えられる! 英語で説明しにくい東京の文化や歴史も学べ、東京の30か所以上の街&名所も案内できる日英対訳の東京ガイド。豊富な英文フレーズも掲載されているので、日常会話も上達します。CD音声では、本文の英語をネイティブの発音で収録。

この記事は書籍『東京を1分間英語で案内できる本』からの抜粋です。
PAGE TOP