聴力ケア

めまい・ふらつき克服の実践編を医師・新井基洋先生が解説。座ってできる訓練とは!?

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座って訓練(1)代用訓練
速い横

こんな症状を改善!
□横書きの文字を読むのがつらい
□急に左右に視線を変えるとクラッとする

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やってはいけないこと
×目線と一緒に頭も動かしてしまう
×左右の手の高さが揃っていない

やり方
両腕を体の正面に伸ばし、肩幅より少し広めに開く。手をにぎり、親指を立てる。

●頭は動かさずに目だけを動かし、2右3左と親指の爪を交互に見る。1秒間に1回数えるリズムで、1から20回まで大きな声で数える。

めまい・ふらつき克服の実践編を医師・新井基洋先生が解説。座ってできる訓練とは!? ご参考めまい下版PDF最適化 47 のコピー.jpg座って訓練(2)代用訓練

ゆっくり横

こんな症状を改善!
□車や電車の窓から景色を見るのがつらい
□左右にゆっくり物が動くのを見るとクラッとする

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やり方
●左手の人差し指であごを押さえ、頭が動かないように固定する。右手は親指を立ててまっすぐ前に伸ばし、顔はまっすぐ前を向く。

●右手を2右3左に30度くらいゆっくり動かし、親指の爪を目だけで追う。1から20回まで大きな声で数える。

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新井基洋(あらい・もとひろ)
1964年、埼玉県生まれ。横浜市立みなと赤十字病院めまい平衡神経科部長。日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医、日本めまい平衡医学会専門会員・評議員。北里大学医学部卒業後、国立相模原病院、北里大学耳鼻咽喉科を経て現職。95年に「健常人OKAN(視運動性後眼振=めまい)」の研究で医学博士取得。96年、米国ニューヨークマウントサイナイ病院にて、めまいの研究を行なう。北里方式をもとにオリジナルのメソッドを加えた「めまいのリハビリ」を患者に指導し、高い成果を上げている。

※この記事は『全国から患者が集まる耳鼻科医の めまい・ふらつきの治し方』(新井基洋/毎日が発見) からの抜粋です。
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