聴力ケア

「謝れ!」家の空気を悪くする「祖母の難聴」。ようやく耳鼻科に行ったら...嘘でしょ?<後編>

「私の祖母は89歳。普段はおしゃべりで情に厚く優しい人なのですが、感情の起伏が激しい事が難点です。耳の聞こえが悪くて耳鼻科の通院を勧めていたのですが、かたくなに拒否していました。しかし私が結婚を機に実家を出てしばらくしたら、自ら耳鼻科に行ったと聞きました。そこで耳の聞こえが良くなかった原因が分かったのですが...」

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■感情の起伏が激しい89歳祖母。耳の聞こえに不安があって...


89歳の祖母は自分でも耳の聞こえが良くないとようやく自覚し、耳鼻科に行き、診断を受けました。

それで結果はどうだったの? と母に聞くと、診断結果は思わぬものでした。

なんと、ただの耳垢詰まり・・・。

がくっと膝から崩れ落ちそうでした。

実際に診察室で祖母が耳垢を掃除してもらっているさまを見た母は、その量に驚いたそうです。

出るわ出るわ耳垢が。

先生や看護師さんは慣れているのかあまりリアクションもなかったそうですが、当の本人は相当に恥ずかしかったらしいのです。

実際に実家に帰り祖母と会話してまた驚き。

本当に聞こえがよくなっているのです。

自然といつもより祖母との会話もはずみます。

私や母が普通に話す声がはっきりと聞き取れる様子で、耳垢の詰まりでここまで変わるのかと思わずにはいられない変化でした。

しかし聞こえがよくなったと思ったのも1年もたなかったようで、今は既に元の聞こえがよくない祖母に戻ってしまっています。

「また耳鼻科に行って診てもらおうよ」そう言っても今度はあの時の恥ずかしさがトラウマになったのか、行きたくないの一言。

気持ちは分かるのですが、なんとかまた行ってもらいたい。

他人の耳事情は流石に専門家でないと怖いので手が出せません。

家族中で説得して、近々必ず耳鼻科に行ってもらおうと決意しています。

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