わかめを食べると髪が生える!? 髪によい食事/抜け毛予防

pixta_37242876_S.jpg抜け毛は自分とは関係ないと思い、特に気にせず生活していませんか? そんな方は要注意! 髪は抜け始める前からケアすることが重要なのです。特別なことは必要ありません。衣食住を中心とした生活習慣を根本から見直すだけで、数年後の未来の自分の髪に先行投資することができます。最新の科学的根拠をもとに知識を深め、薄毛にならないための生活を今から始めてみませんか。

抜け毛にまつわるさまざまな原因や治療法、ケアなどを薄毛治療の第一人者である岡嶋研二先生に伺います。

前の記事「ブラシで頭を叩くと髪が生える! 刺激は強いほどいいの?/抜け毛予防(13)」はこちら。

 

わかめの粘り成分「フコイダン」が薄毛予防にひと役買ってくれます

「わかめは髪の成長によいといわれますが、メカニズムは不明で臨床での証明がありません。そこで、私は粘り成分であるフコイダンが知覚神経を刺激するかどうかを調べてみました。その結果、カプサイシン同様に知覚神経を刺激することが分かりました。フランスではフコイダンを投与すると血管が増えるという研究結果もあります」と岡嶋先生は言います。

「ブラシで頭を叩くと髪が生える! 刺激は強いほどいいの?/抜け毛予防(13)」でも説明したように、髪の毛を生やす作用を持つ、IGF-1は知覚神経を刺激することで増やすことができます。つまり、この研究結果で、わかめは薄毛に効果的に作用することが分かったのです。

 
薄毛予防にはヘルシーな和食がおすすめです

メタボリック症候群の男性には、髪の毛が薄くなっている人が多く見受けられます。これは、脂質や糖分の摂りすぎは太るだけでなく、髪も抜け落ちやすくなるということです。つまり、食事の改善は、薄毛予防に最適なのです。

参考:「メタボ改善と同じ「スイーツ絶ち」で薄毛を予防&治療しましょう/抜け毛予防(7)」

 

薄毛予防に最適な食事・食品

●一汁三菜の和食が中心
●食物繊維、ビタミンが豊富な野菜、たんぱく質をしっかり取る
●わかめなどの海藻
●大豆食品(納豆、豆腐など)
●唐辛子、しょうが

体によい食事が、髪にもよいことが分かりますね。さらに、油を摂る場合は、エキストラバージンオリーブオイルをおすすめします。エキストラバージンオリーブオイルの中に高濃度で含まれる不飽和脂肪酸のひとつであるオレイン酸は、知覚神経を刺激することが分かっています。

キストラバージンオリーブオイルには、結合型のオレイン酸が存在しているので、摂ると腸で消化され、細かく分かれたオレイン酸ができます。この細かく分かれたオレイン酸が、腸で知覚神経を刺激して、体内でIGF-1を増やし、薄毛を予防するというわけです。

 

次の記事「ヒゲは剃ると濃く見える。ならば、髪も剃り続けると濃く見える?/抜け毛予防(15)」はこちら。

取材・文/荒井さやか

<教えてくれた人>
岡嶋研二(おかじま・けんじ)先生

1978年、熊本大学医学部卒業。1982年、熊本大学大学院医学研究科修了(医学博士取得)。日本学術振興会特定国派遣研究員としてウィーン大学医学部への留学、熊本大学医学部助教授、そして名古屋市立大学大学院医学研究科教授を経て、2012年4月、名古屋Kクリニックを開院。血液学を中心に研究を進め、育毛作用を有するインスリン様成長因子-1(IGF-1)を増やす新たな方法を見いだし、育毛効果を発揮する治療法の開発へと応用している。

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