ブラシで頭を叩くと髪が生える! 刺激は強いほどいいの?/抜け毛予防

pixta_8324173_S.jpg抜け毛は自分とは関係ないと思い、特に気にせず生活していませんか? そんな方は要注意! 髪は抜け始める前からケアすることが重要なのです。特別なことは必要ありません。衣食住を中心とした生活習慣を根本から見直すだけで、数年後の未来の自分の髪に先行投資することができます。最新の科学的根拠をもとに知識を深め、薄毛にならないための生活を今から始めてみませんか。

抜け毛にまつわるさまざまな原因や治療法、ケアなどを薄毛治療の第一人者である岡嶋研二先生に伺います。

前の記事「育毛剤は髪を育てるものではなく、髪を現状維持させるもの!/抜け毛予防(12)」はこちら。

 

頭皮を刺激するとIGF-1が増えて薄毛予防には効果的

髪の毛を生やす作用を持つ、IGF-1は知覚神経を刺激することで増やすことができます。つまり、頭皮を直接刺激することで、IGF-1を増やし、髪の毛を生やすことができるわけです。ですから、育毛剤をつけたあとの頭皮をマッサージして、刺激を与えることが薄毛改善には有効です。

最近では針やブラシで頭皮を刺激するグッズもよく見受けられますが、これも育毛には効果的です。刺激は強ければ強いほどいいといわれますが、血が出るほどの刺激はかえって頭皮を傷めてしまうのでやめておきましょう。

 

頭皮への刺激だけでなく、胃腸への刺激も薄毛対策に有効です

知覚神経を刺激することでIGF-1が増えることはすでにご説明しましたが、実は頭皮だけでなく、胃腸への刺激でも薄毛は改善することが分かっています。

みなさんは、唐辛子を食べすぎて胃が痛くなったという経験はありませんか?
実は人間が感じる味覚の中に、「辛い」というものはありません。辛いと感じるのは痛覚です。唐辛子を食べて辛いと感じるのは、口の中や胃が刺激を受けることで脳が感じるシステムなのです。

この痛みに似た刺激を感じる知覚神経のシステムは、胃腸から頭皮を含む全身に刺激として伝わり、IGF-1を増やすことができるので、薄毛の改善に効果を発揮するのです。
ただし、青唐辛子のように「しびれる辛さ」は神経の働きがなくなってしまうので、あまりに強い刺激では、逆に、効果はなくなってしまいます。あくまでも「辛い!」と感じられる程度の耐えうるレベルにとどめるのが理想です。

 

次の記事「わかめを食べると髪が生える!? 髪によい食事/抜け毛予防(14)」はこちら。

取材・文/荒井さやか

<教えてくれた人>
岡嶋研二(おかじま・けんじ)先生

1978年、熊本大学医学部卒業。1982年、熊本大学大学院医学研究科修了(医学博士取得)。日本学術振興会特定国派遣研究員としてウィーン大学医学部への留学、熊本大学医学部助教授、そして名古屋市立大学大学院医学研究科教授を経て、2012年4月、名古屋Kクリニックを開院。血液学を中心に研究を進め、育毛作用を有するインスリン様成長因子-1(IGF-1)を増やす新たな方法を見いだし、育毛効果を発揮する治療法の開発へと応用している。

友だちに教える
この記事が気に入ったらいいね!しよう
毎日が発見の最新記事をお届けします。
PAGE TOP