軽い尿漏れ用パッドからパンツタイプへ。排泄ケアは尿漏れ症状&体の状態に合わせて行います

pixta_33276906_S.jpg尿漏れや便漏れなどの排泄トラブル。歳だから仕方ない......と後回しにしがちですが、健康で快適な暮らしを送るには避けては通れない問題です。そこで、ユニ・チャーム株式会社 排泄ケア研究所の梅林真紀さんに現代の排泄事情からケア方法までを伺いました。

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排泄ケア用品もいろいろ。段階に応じて上手な活用を

かつては"排泄トラブル=紙おむつ"というイメージがありましたが、最近では、生理用ナプキンのような形状の軽い尿漏れ用パッドから紙パンツのようにはくタイプまで、実にさまざまな排泄ケア用品が登場しています。一概に「排泄ケア用品の活用」といっても迷ってしまうことが......。

「ケア用品は、尿漏れ症状とお体の状態――自分で、もしくは介助があれば歩ける、立てる、座れる、主に寝て過ごす、など――に応じて、使い分けることが大切です。軽度から重度まで段階を追って、どんなケア用品があり、どう使うのかを知っておきましょう」と、梅林さん。

〈自分で歩ける〉
1. 時々失敗してしまう → 普通の下着+軽い尿漏れ用パッド

2. 回数が増えてきた → 防水加工や消臭機能のある失禁パンツ+軽い尿漏れ用パッド
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3.パッドでは不安、アクティブに過ごしたい → 薄い形状の紙パンツタイプ

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〈介助で歩ける、立てる、座れる〉
4. ときどきトイレに間に合わない → 紙パンツ
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5. トイレに間に合わない、尿量が多い → 紙パンツ+紙パンツ専用の尿とりパッド
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〈主に寝て過ごす〉
自分でトイレに行けない → テープ止めタイプの紙おむつ+尿とりパッド
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3の紙パンツについては、自分で歩ける人も旅行や運動など長時間の外出におすすめです。1の段階から排泄ケア用品を使い始めれば、排泄トラブルの軽減にもつながるうえ、将来的に重度になったとしても大きな抵抗感なく移行できるのではないでしょうか」

介護問題では避けて通れない排泄トラブルですが、早い段階からケアすることで介護する側もされる側も快適に過ごせるということですね。

 

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取材・文/岸田直子 イラスト/さいとうあずみ

<教えてくれた人>
梅林真紀(うめばやし・まき)さん

ユニ・チャーム株式会社 排泄ケア研究所 研究員。看護師。全国の施設・病院で排泄ケアの実態を調査しながら、紙パンツを使ったトイレ誘導・自立排泄支援の普及活動に携わる。元気なシニア向けの尿漏れ防止講座、紙パンツの使い方講座などの講師として全国を飛び回っている。

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