「私も尿漏れケア用品を使っているの」尿漏れに悩む母へ、娘の一言

pixta_37933900_S.jpg尿漏れや便漏れなどの排泄トラブル。歳だから仕方ない......と後回しにしがちですが、健康で快適な暮らしを送るには避けては通れない問題です。そこで、ユニ・チャーム株式会社 排泄ケア研究所の梅林真紀さんに現代の排泄事情からケア方法までを伺いました。

前の記事「隠しているつもりでも妻はとっくにお見通し!? 男性の尿漏れ事情(4)」はこちら。

 

母が尿漏れ!? 気づいた娘によるステキなエピソード

まだ若くて元気な自分だって"ちょび漏れ"することがあるのだから、母親はもっと大変なのでは? そう思うことはありませんか。旅行や長時間の外出に抵抗を示したり、避けているようなら、理由のひとつに排泄トラブルがあるのかもしれません。

でも、母と娘とはいえ、親の気持ちやプライドを考えるとなかなか話題にしにくいのが、排泄トラブルです。いかに相手の尊厳を損なうことなく、尿漏れ対策に向き合ってもらうか。悩んでいる人は少なくないはずです。

「ステキな話をひとつご紹介します。それは、お母さんが夜、こっそりパンツを洗っている姿を見かけたり、体からなんとなくアンモニア臭が漂っていたりすることに気づいた娘さんがとった言動です。

『私、最近"ちょび漏れ"に困ってて、尿漏れケア専用パッドを使ってるの。とっても快適で助かるわよ。お母さんもそんなことがあったら使ってみたら?』
お母さんの尿漏れを指摘するのではなく、自分の経験として話題に出し歩み寄るという、思いやりに満ちたものでした。

それがきっかけで、お母さんも『あなたくらいの若さでも使ってるなら......』と尿漏れケア用品を試してみたところ、その快適さに気づき、利用するようになったそうです。そして、お母さんが自分から病院へ相談に行くようになったり、母娘で筋力の低下を防ぐためにトレーニングジムへ通うようになったり、と排尿トラブルに前向きに取り組んでいるそうです」と、梅林さん。

将来の親の介護問題を心配している人は大勢いますが、介護で重要になることのひとつが排泄トラブルである、と認識している人は意外に少ないのでは? また、排泄障害を早めにケアすることで健康寿命がのびることも意外に知られていません。

実はすでに起こっているかもしれない親の排泄障害。傷つけてはいけないと相手を思いやるあまり見て見ぬふりをするのではなく、自分から歩み寄って、快適にケアする方法をさりげなく伝えることがポイントです。親にはいつまでも健康で快適に暮らしてほしい。そのためにも今からできることが排泄ケアです。

 

次の記事「パッドからパンツタイプへ。排泄ケアはトラブル&身体機能の進行に合わせて行います(6)」はこちら。

取材・文/岸田直子

<教えてくれた人>
梅林真紀(うめばやし・まき)さん

ユニ・チャーム株式会社 排泄ケア研究所 研究員。看護師。全国の施設・病院で排泄ケアの実態を調査しながら、紙パンツを使ったトイレ誘導・自立排泄支援の普及活動に携わる。元気なシニア向けの尿漏れ防止講座、紙パンツの使い方講座などの講師として全国を飛び回っている。

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