日本国内における難聴人口は、成年人口約1億人のうち、難聴の自覚がある人は1200万人にのぼるといわれます。そのうち、補聴器所有者の割合は軽度難聴になるほど低い結果がみられます。一方、日本、イギリス、ドイツ、フランスを比べた際、難聴者率に大きな差はないのに比べ、日本の補聴器所有率は圧倒的に低いことがわかりました。理由として、「煩わしい」「恥ずかしい」「まだ着けたくない」といった感情面が圧倒的に多いようです。
JapanTrack 2022 によると、難聴に気付いてから補聴器を購入するまでに平均で2~3年経過が多く、補聴器非保有者の約4割が難聴に気付いてから、すでに6年以上が経過していることがわかりました。また、補聴器保有者のうち、「より快適な社会生活を送れた」という理由から、51%がもっと早く使用すべきだったと回答しています。
聴力が衰えて一番良くないのは話すのが「億劫」になること。この億劫がコミュニケーション不足につながります。きこえは脳のチカラと密接に関係しています。聞こえないとコトバの処理能力が落ち、脳の機能も落ちてしまいます。音やコトバを耳から適度に入れ続けるために、補聴器などの使用は早くから心がけていきたいものです。
聴力は長い時間をかけて下がるため、老眼鏡が合わなくなった目や、歯とは異なり自分で気付きにくい特徴があります。後期高齢者になっても1人暮らしをしていると会話が減り、きこえが低下しているのが自覚できない場合もあります。例えば誕生日には必ずチェックするなど、1年に1回は自覚ではなくヒトからチェックをしてもらうことも大切です。
補聴器の不満で最も多いのは「周りがうるさい環境下で会話する時」(46%)
一般社団法人日本補聴器工業会が調査した、現在所有している補聴器の聞き取り状況の不満として最も多かったのが「周りがうるさい環境下で会話する時」(46%)で、次いで「多人数での会話」(37%)、「騒音下でのきこえ具合」(36%)。補聴器ユーザーの多くは騒がしい環境や大勢のグループの中での聞き取りに苦労していることが明らかになりました。
騒音下での会話の理解度を 150%向上!次世代補聴器「リサウンド・ネクシア」
そこで注目されているのが、世界トップクラスのシェアをもつデンマークの補聴器メーカーGNヒアリングジャパン株式会社「リサウンド」の最新モデル「ネクシア」シリーズ。騒音下での聞き取りにおいてトップクラスの評価を得ており(※1)、騒がしい環境でも周囲の音を聞き逃すことなく聞きたいことに集中でき、音の細部までクリアに届けます。
補聴器としては初めて、Bluetoothの次世代規格「LE Audio(エルイーオーディオ)」を搭載(※2)。マルチストリーミングに対応し、テレビやスマホまたはタブレットなど1つのデバイスから複数の補聴器へ同時に音声を届けることができます。例えばテレビを夫婦や家族で一緒に見るとき、全員がそれぞれ好みの音量・音質を選べるようになりました。
さらに、Bluetoothの最新規格「Auracast(オーラキャスト)」にも対応。近い将来、Auracastを導入している博物館や空港、駅などの公共施設で、補聴器を通して作品解説やガイドなどの音声案内を聞くことができます。
リサウンド・ネクシアシリーズは2024年1月に発売された業界最小サイズの耳かけ型(充電式 RIE)に加え、耳かけ型(BTE)と 耳あな型(充電式も含む)を取りそろえ、さまざまな聴力ニーズや好みに対応しています。聴力の低下を感じたら、補聴器も選択肢のひとつとして考えてみませんか?
※1)同社従来品とのユーザー比較調査
※2)2023年9月発売時点