ふと鏡を見たら、「まぶたや目の下がたるんでいる」「くまが濃くなって疲れて見える」などでがっかりしたという経験はありませんか? 目の周りにたるみやくまができると、実際の年齢に関係なく、老けた印象を与えてしまいます。そこで、皮膚科医で「ウォブ クリニック中目黒」総院長の髙瀬聡子先生に、目元やまぶたのたるみやくまの正しい対処法を教えていただきました。
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くまのタイプを知ることが、若々しい目元への第一歩!
皮膚が薄く、乾燥しやすい目元は、さまざまなトラブルが現れやすい部位です。なかでも、世代を問わず多いお悩みが、目の下にできるくまです。くまができると、疲れた印象を人に与えたり、実年齢よりも老けて見られたりします。
「目の下のくまというと、全て同じように思われがちですが、実は3つのタイプがあり、それぞれ違った原因があります。それぞれの原因に合った対処法を知ることで、根本的な改善を目指すことが大切です」と髙瀬先生。まずは、目の下にできる、くまの種類を知りましょう。
【くまのタイプは3つ!】
●青ぐま
血液が滞って青っぽく見えるもので、血行不良が原因です。
●茶ぐま
摩擦や紫外線などが原因で起こる色素沈着が原因です。
●黒ぐま
むくみやたるみによって現れるもので、老化が原因です。
自分のくまのタイプをチェック!
では次に、自分のくまがどのタイプなのか、確認してみましょう。
【くまの見極め方法】
(1)鏡を見ながら目尻を指で横に引っ張ります。
●色が薄くなったら⇒青ぐま
●色が変わらないなら⇒茶ぐま
(2)鏡を手に持ち、顔を上に向けた状態で鏡を見ます。
●色が薄くなったら⇒黒ぐま
くまのタイプは上記の3タイプです。それぞれ正しいお手入れを続けていけば、徐々に改善が見込めます。ですが、目元はダメージを受けやすい部分だけに、実際には複数のくまが組み合わさって、複合ぐまになっている場合も多々あります。まずは、上記のチェック方法で自分のくまがどのタイプか見極めることが、正しい対処方法を知る第一歩です。
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取材・文/笑(寳田真由美)
髙瀬聡子(たかせ・あきこ)先生
皮膚科医。東京・中目黒にある美容皮膚科クリニック「ウォブ クリニック中目黒」総院長。「高機能・高実感」と「ラグジュアリー・クオリティ」を同時に叶える化粧品「アンプルール」を研究開発。著書に『気になるパーツのスキンケア 2週間速効メソッド』(宝島社)など。雑誌、テレビ出演などさまざまな分野で活躍中。