餃子にオムライス。人気メニューに酢にんにくをin!/にんにくで毎日元気(3)

免疫力を高め、スタミナ食材として昔から食べられてきた「にんにく」。実は、驚くほど体によい栄養素を含んでいます。毎日、少しずつにんにくを摂ることは、健康を維持し、疲れない体づくりに役立ってくれます。

そのまま食べるのはなかなか難しいですが、保存食にすれば簡単に摂れておすすめ。さまざまな料理へのアレンジも自在です。料理研究家で管理栄養士の村上祥子先生に、簡単に作れる保存食のレシピや活用メニューを教えてもらいました。今回はその3回目です。

前の記事「酢と一緒に摂れば代謝向上! 酢にんにくの作り方/にんにくで毎日元気(2)」はこちら。

 

酢にんにくの活用レシピ

(酢にんにくの作り方はこちら。)

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「えびの酢にんにくマヨあえ」

さっぱり感があり、しかもパンチのある味は、酢にんにくのおかげです。
1人分377kcal/塩分1.5g

【材料(2人分)】
無頭えび...大6尾(約200g)
A 溶き卵...1/2個分
 片栗粉...大さじ2
 塩...小さじ1/5
揚げ油...適量
B マヨネーズ...大さじ3
 砂糖...大さじ1/2
 酢にんにく(粗みじん)...小さじ1
レタスの葉(4㎝長さのせん切り) ...2枚分
万能ねぎ(小口切り)...少々

【作り方】
1 えびは尾を切り落とし、二つに切る。はさみで背に切り目を入れ、背わたを取る。
2 ボウルに1を入れ、Aを加えて混ぜる。
3 油を170℃に熱し、2をときどき返しながら、こんがりときつね色に揚げ、油をきる。
4 ボウルにBを合わせ、3を加えてからめる。器にレタスを敷いて盛り、万能ねぎを散らす。

 

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「酢にんにく入り餃子」

食べるときには、酢の代わりに酢にんにくの漬け酢を使ってみてください。
さらにおいしさが倍増です。
1人分383kcal/塩分1.2g

【材料(2人分)】
A にら...50g
 キャベツ...100g
 生しいたけ...2枚
 長ねぎ...5㎝分
 酢にんにく(粗みじん)...小さじ1
豚ひき肉...150g
B 酒...大さじ1
 ごま油...大さじ1
 塩...小さじ1/4
餃子の皮(市販品)...20枚
サラダ油...大さじ1
〈たれ〉
 酢にんにくの漬け酢...大さじ1
 しょうゆ...小さじ1
練りがらし...少々

【作り方】
1 Aの材料はすべてみじん切りにし、ペーパータオルに包んで水けを絞る
(フードプロセッサーにかけてもよい)。
2 ボウルにひき肉と1Bを加えて混ぜ、20等分する。
3 餃子の皮に2をのせ、縁に水(分量外)をぬり、包んでいく。
4 フライパンにサラダ油を入れ、3を並べ、中火にかける。餃子の底に焼き色がついたら、
水1/4カップ(分量外)を注ぎ、ふたをして強火で水分がなくなるまで加熱し、火を止める。
器に盛り、たれと練りがらしを添える。

 

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「ふんわりオムライス」

酢にんにくが隠し味です。思わず食欲が増進され、モリッ!? とたくさん食べられます。
1人分472kcal/塩分0.9g

【材料(2人分】
鶏こまぎれ肉...60g
玉ねぎ(みじん切り)...1/4個分
酢にんにく(粗みじん)...小さじ1
A トマトケチャップ...大さじ2
 サラダ油...小さじ2
温かいご飯...茶碗2杯分(300g)
卵...2個
塩、こしょう...各少々
バター...小さじ2
トマトケチャップ(好みで)...適量
パセリ...少々

【作り方】
1 耐熱ボウルに鶏肉と玉ねぎ、酢にんにくを入れ、Aを加えて混ぜ、ふんわりとラップをし、電子レンジ600Wで2分30秒加熱する。取り出して、ご飯を加えて混ぜ、茶碗2個に等分に入れる。
2 卵を1個ずつ溶きほぐし、塩、こしょうを入れて混ぜる。
3 フライパンを温め、バター小さじ1を溶かし、2を加えて箸でかき混ぜながら半熟状にし、1をのせ、フライパンの縁を使って卵で包みながら皿に移す。
4 もう1個も同様に作る。それぞれケチャップとパセリを添える。

 

次の記事「粒のまま食べてもOK! しょうゆにんにくの作り方/にんにくで毎日元気(4)」はこちら。

取材・文/石井美佐 撮影/中野正景

餃子にオムライス。人気メニューに酢にんにくをin!/にんにくで毎日元気(3)
<教えてくれた人>
村上祥子(むらかみ・さちこ)さん

料理研究家・管理栄養士。1942年、福岡生まれ。公立大学法人福岡女子大学国際文理学部・食・健康学科客員教授。食材の持つ力で健康寿命の延伸を図る研究に関与する。同大学内の「村上祥子料理研究資料文庫」では50万点の資料が一般公開されている。

村上祥子さん公式ホームページはこちら

 
この記事は『毎日が発見』2018年2月号に掲載の情報です。

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