酢+しょうがは日本人が昔から慣れ親しんできた名コンビ。新陳代謝を活発にして血行を促進、体を温めて冷えやむくみを解消します。しょうがの持つ効果を最大限に利用しましょう。
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「みじん切り酢しょうが」
しょうがをみじん切りにして、しょうゆを使って漬けた酢しょうがです。料理の調味料や冷ややっこに添えたりと便利です。
保存期間
常温で約1年間保存可能。冷蔵すると酸味がまろやかになる。
材料(作りやすい分量/出来上がり約200g)
しょうが...200g(正味)
A 米酢...大さじ2
水...100㎖
しょうゆ...50㎖
作り方
1.しょうがはよく洗って水けをふく。新しょうがは皮付きで、ひねしょうがも汚れているところだけ取り除く。フードプロセッサーがあれば2枚刃をセットして、3㎝角に切ったしょうがを入れる。
2.フードプロセッサーでみじん切りにする。フードプロセッサーを使わない場合は、包丁でみじん切りにする。ボウルに入れておく。
3.鍋にAを入れて火にかけ、煮立ったら火を止める。
4.熱いうちに2に回しかけ、常温まで冷まし、瓶に入れる。30分後から食べられる。
「酸辣湯麺」
1人分293kcal/塩分1.7g
必須アミノ酸をすべて含む卵と植物性たんぱく質の豆腐プラス酢しょうがで、元気が出るメニューです。
材料(2人分)
卵...1個
絹ごし豆腐...小1パック(200g)
トマト...1個
水...1 1/2カップ
A みじん切り酢しょうが...大さじ2
しょうゆ...小さじ1
鶏ガラスープ(顆粒)...小さじ1/2
豆板醤...小さじ1/2
片栗粉...小さじ2
水...大さじ1
中華麺(生)...1パック(110g)
こしょう...少々
作り方
1.麺は熱湯1ℓで固めにゆで、ざるへ上げる。
2.トマトはヘタを取り、6等分のくし形に切り、さらに二つに切る。豆腐は2㎝角に切る。
3.鍋に水とAを加えて火にかけ、2を加える。煮立ってきたら、水溶き片栗粉でとろみをつける。
4.卵を溶いて3に流し入れ、半熟状になったら麺を加え、火を止める。器に盛り、こしょうをふる。
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<教えてくれた人>
村上祥子(むらかみ・さちこ)さん
料理研究家・管理栄養士。1942年、福岡生まれ。公立大学法人福岡女子大学国際文理学部・食・健康学科客員教授。食材の持つ力で健康長寿の延伸を図る研究に関与する同大学にある「村上祥子料理研究資料文庫」で50万点の資料が一般公開されている。