この季節から冷えには注意を! 肩こりや頭痛も軽減する「首の温め方」【川嶋 朗先生が指南】

「首」の温め方

首には太い動脈(頸動脈)が通っていますが、冷気に触れ冷えやすいもの。首が冷えると筋肉が収縮して血流を阻害します。肩こりや頭痛の原因になるので、冷えたと感じたら温めてあげましょう。

蒸気と温熱で即効タオル首蒸し

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「首まわりの血行を改善したいときは、首の後ろをじっくり温めると効果的です。蒸しタオルで首から肩にかけて温め、ケアしましょう」(川嶋先生)

やり方
(1)タオルを水に濡らして固めに絞り、600Wの電子レンジで30~50秒温める。
(2)適当な大きさに折り、首まわり(首の後ろ~横)を温めて。

服や小物で頸動脈を守る

この季節から冷えには注意を! 肩こりや頭痛も軽減する「首の温め方」【川嶋 朗先生が指南】 2310_P040-041_03.jpgこの季節から冷えには注意を! 肩こりや頭痛も軽減する「首の温め方」【川嶋 朗先生が指南】 2310_P040-041_04.jpg「首まわりを日頃から冷やさないために、服や小物の活用を。首は全身を流れる血液の関門ともいうべき部位。首を温めることは全身の温活につながります」(川嶋先生)

首押しで「温め筋」を鍛える

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「首まわりの筋肉を鍛えることも、首を温め血流を改善する一歩に。自宅でできる簡単な筋トレを習慣化し、温活に効果のある筋肉を鍛えましょう」(川嶋先生)

やり方
(1)首の後ろで両手を組む。
(2)手のひらで頭を前に押し、その力に首の筋肉を使って対抗。その姿勢を30秒保つ。1日1回以上行って。

ネックウォーマーで睡眠中も温活

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「就寝中の冷えが気になる方は、ネックウォーマーを巻いて寝てもOK 。汗をかくと逆に冷えてしまうので、心地よい温度を保てるものを選びましょう」(川嶋先生)

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タオルを巻いても

構成・取材・文/和栗 恵 撮影/工藤真衣子 モデル/白鳥 友 スタイリスト/片野坂圭子

 

<教えてくれた人>
神奈川歯科大学大学院
統合医療学講座・特任教授
川嶋 朗(かわしま・あきら)先生

北海道大学医学部卒業後、 東京女子医科大学に入局。腎臓病、膠原病、高血圧などを専門としつつ、自然治癒力を重視し、近代西洋医学と漢方などの伝統医療を統合した医療の研究・臨床を手がける。

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