「がん患者100万人時代」といわれて久しいですが、心不全の患者数もすでに100万人規模になり、がん患者数を超えているといわれています。日本人の死因は第1位ががん、第2位は心疾患(心臓病)。心疾患の4割が心不全で、新国民病ともいわれています。がん罹患者の5年生存率は70%なのに対し、心不全の場合は50%とがんと比べ20%も5年生存率が低く、実は、がんより怖いとも言えます。
株式会社工パブリックから2022年7月31日に発売された書籍『若い体、いつまでも!心臓セルフメンテ 「人生100年時代の健康長寿法」が奇跡を起こす』(池谷敏郎 著)には、「心臓」に注目した健康法やアドバイスが紹介されています。
若々しく健康寿命を延ばすためには、良好な血液循環が不可欠です。血液循環の要である心臓をいたわり、過剰な負荷をかけないようにするには、心拍数を過度に早めないこと。そして血管の収縮による血圧上昇や動脈硬化、内臓脂肪型肥満の原因となる悪しき生活習慣を正すとともに、生活習慣病を良好な状態に保つことがポイントとなります。
本書では、運動法(ウォーキング、ふくらはぎエクササイズなど)や呼吸法、食事の取り方、食材について、入浴や睡眠で心がけることなど、読んだその日からすぐにでも生活に取り入れられる、努力要らずの簡単健康法が満載。40歳はもちろん、70歳からでも始められる内容となっています。
担当者に話を聞いてみました。
「(発売の狙いは?)がんより怖い新国民病『心不全の脅威』の注意喚起と基礎知識の解説です。
年間患者数はがんを超え、5年生存率はがんより低いと言われています。また、心不全は完治しません(進行したら元に戻らない→闘病は進行させないことがキーポイント)。心不全に代表される心臓病が『健康寿命』を縮める最大要因となり、『人生→100年時代』を脅かしています。健康も美も良好な血液循環、つまり『心臓力』次第なのです。本書のターゲットは心不全および心臓病の予備群になる40代と、心臓不安を抱えた60代以降です」
「(本書の目玉は?)よい心臓を保つセルフメンテナンスです(4章&5章)」
「(読者へのメッセージ)心臓に障害あれば、腎臓も悪くなります」
ゆるゆるだからずっと続けられる人生100年時代の健康長寿法。「健康長寿の壁」を40代~70代の親子二世代で、一緒に乗り越えましょう!