おなかの脂肪を落とすには、整腸作用のあるヨーグルトをプラスした、ヘルシーな食生活を心がけることが大切。今回は、料理家で管理栄養士の成澤文子さんに「ヨーグルトに合う12の食材」を教えてもらいました。
【前回】ぽっこりおなかを「体の中」から解消! 「ヨーグルト」を混ぜるだけで凹ませるレシピ4選
混ぜるだけで優秀! ヨーグルトに合う12の食材
ヨーグルトは「万能調味料」とも呼べる食材。
他の食材と混ぜて、さらに栄養アップ!
ヨーグルト
【納豆】
発酵食品同士の組み合わせ。そのまま食べてもOKですが、好みは分かれる味わい。カレー粉や刻んだキムチを混ぜると食べやすくなります。
納豆1パック(45g)にプレーンヨーグルト大さじ3を加えて混ぜた場合は111kcal、塩分0g。納豆たれを加えた場合は118kcal、塩分0.7g
【くるみ】
くるみの皮には抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富。必須脂肪酸であるαリノレン酸も豊富に含みます。レンジで加熱したかぼちゃを合わせても。ヨーグルトに混ぜるとしっとりして食べやすくなります。
プレーンヨーグルト100gにくるみ3粒(12g)を加えた場合、142kcal、塩分0.1g
【蒸し大豆】
さいの目に切った野菜に和え、塩・オリーブ油を加えてサラダ風にしてもOK。蒸し大豆に含まれるイソフラボンは、がんのリスクを下げる働きも。
プレーンヨーグルト100gに蒸し大豆30gを加えた場合、112kcal、塩分0.3g
【みそ】
こちらも発酵食品同士の組み合わせ。みそ床風にして野菜や肉、魚を漬けて調理するのがおすすめ。プレーンヨーグルト大さじ1、みそ大さじ1/2を混ぜて、野菜なら10分ほど、肉や魚なら3時間ほど漬け込むと味が染みておいしくなります。
きゅうり1本(100g)を漬けた場合1人分19kcal、塩分0.7g/鶏ささみ肉(100g)を漬け、みそ床をぬぐい、サラダ油少々を熱したフライパンで焼いた場合、1人分158kcal、塩分1.1g
【キウイフルーツ】
そのまま食べても、シリアルに混ぜても美味。水切りしたヨーグルトにはちみつとキウイフルーツを混ぜ、冷凍してデザート風にしても。食物繊維が豊富なキウイフルーツはヨーグルトと好相性。
プレーンヨーグルト100gにキウイフルーツ1/2個を加えた場合、82kcal、塩分0.1g
【ドライプルーン】
ヨーグルトにドライプルーンを入れて一晩置くと、プルーンがやわらかく戻り食べやすくなります。食物繊維も豊富なので、整腸作用も。
プレーンヨーグルト100gにドライプルーン1個(8g)を加えた場合、73kcal、塩分0.1g
飲むヨーグルト
【はちみつ】
無糖の飲むヨーグルトにはちみつを入れて飲みやすく。砂糖と比べ、血糖値の急な上昇をゆるやかにするはちみつは、健康が気になる方におすすめです。
飲むヨーグルト(無糖)150gに、はちみつ7g(小さじ1)を加えた場合、106kcal、塩分0.2g
【トマトジュース】
それぞれ同量ずつ混ぜるだけで、爽やかでコクのあるドリンクに。トマトに含まれるリコピンは抗酸化作用を持ち、健康効果が期待できます。
飲むヨーグルト(加糖)80gに、トマトジュース(無塩)80gを加えた場合、66kcal、塩分0.1g
【甘酒】
意外な組み合わせですが、発酵食品同士相性が良いのか、違和感なく飲める優しい味わいになります。パンに吸わせて焼けばフレンチトースト風に。
飲むヨーグルト(加糖)80gに、麴甘酒80gを加えた場合、112kcal、塩分0.2g
【オリーブ油】
無糖の飲むヨーグルトにオリーブ油を混ぜ、刻んだきゅうり、塩、こしょうを合わせればトルコ風の冷製スープに。アボカドやトマトと和えても。
飲むヨーグルト(無糖)150gに、オリーブ油4g(小さじ1)を加えた場合、118kcal、塩分0.2g
【きな粉】
たんぱく質が豊富で、毎日の「たん活(たんぱく質をしっかり摂る活動)」にピッタリ。むせやすいので、しっかり混ぜてから飲みましょう。
飲むヨーグルト(加糖)150gに、きな粉7.5g(大さじ1と1/2)を加えた場合、130kcal、塩分0.2g
【おからパウダー】
加熱せずにそのまま食べられるおからパウダーは不溶性食物繊維が豊富で、腸の動きを活発化してくれます。むせやすいので、しっかり混ぜ溶かしてから飲みましょう。
飲むヨーグルト(加糖)150gにおからパウダー9g(大さじ1と1/2)を加えた場合、126kcal、塩分0.2g
取材・文/和栗 恵 撮影/齋藤ジン イラスト/坂木浩子 ヘアメイク/木村三喜 栄養計算/成澤文子