骨盤のまわりを緩めて歪みを矯正して、腰痛などの予防改善へ! 床に座って「お尻歩きストレッチ」

癖や日常の何げない動作が積み重なって骨盤が歪むと、腰痛や肩こり、ひざの痛みにつながります。今回ご紹介するのは、そんな骨盤のまわりを緩めて歪みを矯正するストレッチ。リンパティック・ストレッチの考案者・前新マミさんに「お尻歩きストレッチ」を教えてもらいました。

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こりがたまりやすいお尻をほぐしていきましょう!

骨盤のまわりを緩めて歪みを矯正

癖や体の使い方で骨盤は前後や左右に歪むことがあります。

決して骨盤の骨自体が歪むわけではなく、本来あるべき正しい位置からズレてしまい傾いたり、左右が対称の位置になかったりすることを「骨盤の歪み」と呼んでいます。

こうして骨盤が歪むと腰痛を招いたり、姿勢が悪くなり、どこかに負担がかかって肩こりやひざの痛みにもつながっていきます。

お尻歩きストレッチは、歪んだ骨盤を正しい位置に戻すことができます。


"お尻歩きストレッチ"

★骨盤の歪みを正す
★腰痛の予防改善
★骨盤まわりの筋肉を緩める

さあ、やってみましょう!

後ろ側には慣れないと歩きにくいですが、頑張ってお尻で歩いてみましょう。

今月は寝ないで行います。

【(2)~(3)を5回】

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(1)長座になる骨盤のまわりを緩めて歪みを矯正して、腰痛などの予防改善へ! 床に座って「お尻歩きストレッチ」 2110_P075_02.jpg

背筋を伸ばして腰をしっかり立て、脚を伸ばして長座になります。

(2)前へお尻で歩く

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前へお尻で5歩くらい歩きます。ウォーキングのときのように、腕をしっかり振ると歩きやすくなります。なるべく脚の力は抜いてお尻だけを使うようにします。骨盤のまわりを緩めて歪みを矯正して、腰痛などの予防改善へ! 床に座って「お尻歩きストレッチ」 2110_P075_04.jpg

なかなか進まないときは、少しひざを曲げると歩きやすくなります。

(3)後ろへお尻で歩く

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今度は後ろにお尻で5歩くらい歩きます。前進よりやりにくいことが多いですが、少しずつ大きく後進できるようになります。

Point
最初はなかなか進まない人も、回数を重ねると進むようになります。必ず腕を大きく振りましょう。

《日常の無意識な動作で骨盤は歪みます》

骨盤の歪みは、日常の何げない習慣が毎日何回も積み重なっていくことで起きてきます。

同じ脚を上に組んだり、同じ肩ばかりでバッグを持つ等、無意識に行っている動作が骨盤を歪ませます。

こんな動作はNG!

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同じ方向に斜め座りする

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同じ肩にバッグをかける

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同じ脚を組む骨盤のまわりを緩めて歪みを矯正して、腰痛などの予防改善へ! 床に座って「お尻歩きストレッチ」 2110_P074_05.jpg

同じ方向に横になる

取材・文/石井美佐 撮影/藤田浩司 ヘアメイク/ange イラスト/小沢陽子

 

前新マミ(まえあら・まみ)さん

1950年、北海道函館市生まれ。バレリーナ、プロダンサーとして活躍。メンテナンスのためのリンパティック・ストレッチを考案。著書に『寝たままスッキリ! リンパ体操』(高橋書店)他。

この記事は『毎日が発見』2021年10月号に掲載の情報です。

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