その腰痛・猫背は「背中の老い」のサインかも!負の連鎖を断ち切る姿勢改善の緊急性

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『人は背中から老いていく 丸まった背中の改善が、「動ける体」のはじまり』 (野尻 英俊/アスコム)第6回【全7回】

「最近、疲れやすい」「背中が丸くなってきた」と感じていませんか? 実は、人の老化は「背中」から始まると言われています。丸まった背中(脊柱後弯)は、見た目年齢を上げるだけでなく、転倒や骨折、寝たきりのリスクが高まる傾向にあるのです。書籍『人は背中から老いていく 丸まった背中の改善が、「動ける体」のはじまり』(アスコム)は、整形外科専門医、脊椎脊髄外科専門医、脊椎脊髄外科指導医である野尻英俊先生が、「背中の老いのメカニズム」と対策を医学的アプローチで解説します。今回はこの本の中から、健康寿命を延ばし、いつまでも自分の足で元気に歩き続けるために知っておきたいことをご紹介します!

※本記事は野尻 英俊 (著)による書籍『人は背中から老いていく 丸まった背中の改善が、「動ける体」のはじまり』から一部抜粋・編集しました。

猫背・腰痛は「背中の老い」予備軍

先に結論を申し上げましょう。

猫背を自覚している人や、腰痛持ちの人は、たとえ現在、背中の丸まりが顕著でなくても、そうなる可能性が十分にあるとお考えください。

いうなれば、「背中の老い」予備軍です。

「まだ大丈夫」は絶対に禁句。今すぐ対処していかないと、いつか大きく後悔することになりかねません。

普段から姿勢の悪い人が、脊柱後弯を引き起こしやすいことは前述したとおりです。猫背の人はこれに該当するので、強い相関関係にあることは、すぐに理解できると思います。

「体のくせだから仕方がない」

「いつの間にか猫背になってしまう」

そうやって重く受け止めずにいると、背中の老いは加速度的に進んでしまうでしょう。

それが嫌ならば、日常の姿勢にひときわ意識を向け、背筋をぴんと伸ばして胸を張るように努めることが必須となるのです。

また、慢性的な腰痛を感じる場合、それは背中の老いが始まっていることを示唆している可能性があります。

脊柱後弯が進むと、体のバランスが悪くなり、正しいバランスをキープするために代償する力が働きます。

バランスのブレがわずかであれば、大きなパワーは要しませんが、いわずもがなブレが大きくなるほど消費する筋力は大きくなります。

これが、筋肉の緊張(収縮している状態)の高まり、筋肉への血流の減少、筋肉の活動の負担増加、筋肉疲労などにつながり、腰痛を引き起こす原因になるのです。

要するに、脊柱後弯が進むと体が必死に代償しようとして腰まわりの筋肉をたくさん使うようになり、それが疲労や痛みを生むということ。この相関関係については、数多くの研究でいわれています。

体のバランスがしっかりとれていれば、筋力消費が少なく、なおかつ安定するので、立ち続けることも長時間歩くことも可能になります。

しかし、バランスが悪くなると、その限りではなくなるわけです。脊柱後弯、姿勢の悪さ(猫背)、腰痛はどれも密接に関わっていて、バランスが悪くなればなるほど、それぞれの状態は悪化していきます。

そんな負の連鎖に陥らないためには、体のバランスを保つ努力をする必要があるのです。

 
※本記事は野尻 英俊 (著)による書籍『人は背中から老いていく 丸まった背中の改善が、「動ける体」のはじまり』から一部抜粋・編集しました。
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