
『はじまりのサラダと栄養学 「食べる」の本質を解いた新しい食事法』 (田代健斗/KADOKAWA)第5回【全6回】
鍼灸師・柔道整復師の国家資格を活かし年間1200人以上の患者さんを治療している田代 健斗さん。「サラダ王子」という肩書で、SNSや講演会で栄養学に関する最新論文を紹介しながら、現在の食生活を見直そうと提唱しています。活動のきっかけは、鍼灸で治療をしてもまた戻ってきてしまう患者がいるのはなぜかを追求した結果、食生活を改善しないと根本的な治癒にはならないことを痛感したから。そこで考案した、野菜を1日に600~800g食べる食事法をまとめたのが、書籍『はじまりのサラダと栄養学 「食べる」の本質を解いた新しい食事法』(KADOKAWA)です。今回はこの本のなかから、日々の生活に取り入れやすい食の知識とレシピをご紹介します。
※本記事は田代 健斗著の書籍「はじまりのサラダと栄養学『食べる』の本質を解いた新しい食事法」から一部抜粋・編集しました。
完全栄養食をデザインした「グリーンスムージー」
1.材料を用意して重曹水に12分漬ける

2.キウイは皮ごと使う

3.ホエイプロテインでタンパク質を補給

4.堅い材料から下に入れる

5.かくはんする

6.完成!

用意するもの (1回分)
小松菜......50g
ほうれん草......50g
ブロッコリー...... 2房(40g)
キウイフルーツ(皮付き)......1/2個
バナナ......1本(90g)
無糖ホエイプロテイン...... 1スクープ(29g)
ココナッツオイル......大さじ1
水......100ml
手順
1.小松菜、ほうれん草、ブロッコリー、キウイは重曹水に12分漬け置きにする。表面の重曹水を流水で洗い流
す。
2.小松菜、ほうれん草、キウイは一口大に切り、バナナは手でちぎり、ブレンダーに入れる。全ての材料を加え、かくはんする。
3.器に注ぎ、あればカカオニブ(※)をのせる。
※カカオニブ
カカオ豆を粗く砕いて、種皮や胚芽を取り除いたものがカカオニブ。ポリフェノールやカフェインが豊富で栄養価が高いため、最近はスーパーフードとして注目されています。食感のアクセントになるので、スムージーの上にトッピングを。シナモンパウダーやミントの葉でもOK。
基本のグリーンスムージー
甘味が足りなかったらはちみつやアガベシロップを入れてください。

完全栄養食のスムージーを朝食や昼食に置き換える
これが、僕が毎日昼食として飲んでいるグリーンスムージー。
野菜本来の美味しさを味わいながら、かむように飲めて満足感があるので、朝食や昼食に置き換えていただくと、ダイエット効果が期待できると思います。
280kcalと低カロリーなのに質の高いタンパク質と脂質が補えて、約350gの野菜と果物からビタミン、ミネラル、食物繊維、カリウムなどがたっぷり摂れて腸にも腎臓にも優しく、アンチエイジング効果もバッチリです。
完璧な栄養バランス! と自負したいところですが、塩分が足りません。スムージーにお塩を入れると美味しくないので、スムージーと一緒にゆで卵を1個用意していただき、お塩をかけてお召し上がりください。それで、完璧です!








