実は優秀な調味料! 甘酒を使った「甘酒おかず」を【作ってみた】

ようやく秋めいてきましたが、今年の夏は暑かった...。溜まった夏の疲れを癒すには、昔から"飲む点滴"と言われてきた"甘酒"がぴったりなんです。でも、甘酒って、飲むしか活用方法を知らないという人も多いのではないでしょうか。『毎日が発見』2018年8月号では、飲む以外に、料理での"甘酒"活用術やレシピを紹介しています。そこで今回は、この"甘酒"活用レシピを実際に作ってみました。

関連記事:「鍋一つで簡単! 飲む点滴「甘酒」を自宅で手作りしましょう(2)」

 

"甘酒"は、夏には欠かせない栄養源

実は"甘酒"は、江戸時代の夏の風物詩だったようで、当時から猛暑で疲れた体への栄養源として重宝されてきました。米麹の甘酒に多く含まれるブドウ糖は、効率良く体内に吸収され、エネルギー源となるほか、アミノ酸、ビタミンB群、ミネラルなども豊富に含んでいて、これらの成分が点滴と同じことから、「飲む点滴」と言われています。血行促進、腸内環境を整える、便秘予防・解消、美肌効果などがあり、ぜひ積極的に摂っていきたい食材です。

そこで次からは、管理栄養士・堀知佐子さん考案「しょうゆ甘酒」「みそ甘酒」と、これらを使ったレシピを実際に作ってみます!

 

1. さっぱりした後味の"しょうゆ甘酒"

甘酒を何かほかの液体と割って「ドリンク」として摂っている人が多いと思いますが、ここでは調味料と混ぜ合わせ、それを使った甘酒料理を作っていきます。
まず1つ目は、しょうゆと混ぜ合わせた"しょうゆ甘酒"です。

<材料>
甘酒...200g
しょうゆ...100ml
28081801.jpg
<作り方>
甘酒にしょうゆを加えて、よく混ぜ合わせれば完成。28081802.jpg
"しょうゆ甘酒"はこんな感じ28081803.jpg見た目はしっかりした茶色で、一見濃い味がしそうですが、少しなめてみると、見た目ほど味は濃くなく、意外にもさっぱりした後味。冷蔵で10日、冷凍で1ヶ月保存可能です。

関連記事:「後味さっぱり「しょうゆ甘酒」は煮てよし、炒めてよしの万能調味料(4)」

これを使って1品作ってみました。

しょうゆ甘酒を使った「夏野菜の煮込み」

<材料>(2人分)

ミニトマト...10個
ズッキーニ...1本
玉ねぎ...1/2個
なす...2本
かぼちゃ...1/4個
赤パプリカ...1/2個
しょうゆ甘酒...大さじ3
タイム...1本
ローリエ...1枚

<作り方>
鍋に、1㎝角に切ったすべての野菜としょうゆ甘酒、タイム、ローリエを入れ、弱火で10分ほど煮込む。水分が出たら中火にし、水っぽさがなくなるまで煮込み、そのまま冷ませば完成。28081804.jpg

 

気になるお味は?28081805.jpgしょうゆ甘酒を使った野菜の煮込みが出来上がりました。切った野菜としょうゆ甘酒を一緒に鍋に入れて、あとはじっくり煮込むだけという、かなりシンプルな調理法。でも、食べてみると、野菜の甘みとともに、しょうゆの香ばしさみたいなものも最後に感じられ、しょうゆ甘酒だけで味付けしたとは思えないほど、とっても濃厚な煮込みになりました。もちろんそのまま食べてもおいしいですが、クラッカーにのせて食べるのもおすすめです。

 

2. こってり味の"みそ甘酒"

2つ目は、甘酒とみそを合わせてみます。
<材料>
甘酒...200g
みそ...50g28081806.jpg
<作り方>
甘酒にみそを加え、よくかき混ぜれば完成。28081807.jpg
"みそ甘酒"はこんな感じ28081808.jpgこちらは、さきほどのしょうゆ甘酒と比べて、茶色が薄くなりましたが、味としてはよりこってり・濃厚に。甘酒の甘みとともに、みそのコクが口いっぱいに広がります。こちらも、冷蔵で10日、冷凍で1ヶ月保存可能です。

関連記事:「こってり味もおまかせあれ。「みそ甘酒」は常備必須の調味料です(5)」

これを使って1品作ってみました。

"みそ甘酒"を使った「肉じゃが」

<作り方>(2人分)
豚切り落とし肉...200g
じゃがいも...2個
玉ねぎ...1個
にんじん...1/3本
水...500ml
みそ甘酒...大さじ5
青ねぎ...少々

<作り方>
鍋に豚肉と、乱切りにしたじゃがいも、にんじん、玉ねぎを入れて弱火で炒める。豚肉の脂が野菜にからんだら、分量の水を入れる。じゃがいもに火が通ったら、みそ甘酒を入れ、水分がなくなるまで煮込む。最後に刻んだ青ねぎを散らせば完成。28081809.jpg

 

気になるお味は?28081810.jpgみそ甘酒を使った肉じゃがが出来上がりました。普段はしょうゆをはじめとして、いくつかの調味料を使いますが、今回はみそ甘酒だけで味付けしました。しょうゆを使ったものよりも、若干色が薄めですが、食べてみると、ほんのりと甘酒の甘みが感じられるとともに、みそのおかげで、味に奥行きが出て、とても深い味わいに。いつもの肉じゃがに比べ、上品な一皿に仕上がりました。

 

飲むだけじゃない!料理にも使って、夏の疲れを吹き飛ばせ!

栄養豊富な"甘酒"ですが、こうやって料理に使うことで、いつもの料理をワンランク上に仕上げてくれるとは知りませんでした。飲むだけなんてもったいない! これからは、料理にもどんどん活用して、たまった夏の疲れを一気に吹き飛ばしてしまいましょう。

 

写真・文/JUNKO

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