「甘酒」に醤油をプラス。それだけで煮てよし、炒めてよしの万能調味料に!

甘酒が栄養豊富で、点滴と同じ成分であるということは、最近よく知られるようになりました。甘酒は江戸時代の夏の風物詩で、町には甘酒売りの声が響いていたとか。江戸時代の人も生活の知恵から、甘酒が暑さで疲れた体への栄養補給になると知っていたのです。

そんな甘酒の魅力を、管理栄養士で食生活アドバイザーの堀 知佐子さんにお聞きしました。

前の記事「野菜も魚も「甘酒」に漬けるだけ! 減塩&うま味アップできる「甘酒漬け床」(3)」はこちら。

 

さっぱりした後味の「しょうゆ甘酒」

飲むことが多い甘酒ですが、実は醤油をプラスすると、万能の調味料に。保存もできるので、作っておくと便利です。和洋中、エスニック料理にアレンジ可能で、煮込みや炒め物など調理法もバラエティ豊富。甘酒特有のやさしい甘味としょうゆのコクが醸し出す味わいは格別です。

【基本の作り方】

甘酒100g+しょうゆ100ml
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甘酒200gにしょうゆ100mlを合わせるだけの万能調味料。

よく混ぜる
1808p052_02.jpg甘酒はミキサーで滑らかにしておいても。しょうゆを加えてよく混ぜ合わせます。

完成!
1808p052_03.jpg保存 冷蔵で10日、冷凍で1カ月
全量分233kcal、塩分14.9g

 

 

1808p052_04.jpg「しょうゆ甘酒」だけでラタトゥイユがカンペキな味に!

「夏野菜の煮込み」

1人分 279kcal、塩分1.3g

【材料(2人分)】
ミニトマト...10個
ズッキーニ...1本
玉ねぎ....個
なす...2本
かぼちゃ...1/4個
赤パプリカ....個
しょうゆ甘酒...大さじ3
タイム...1本
ローリエ...1枚

【作り方】
1 野菜はすべて1㎝の角切りにする。
2 鍋に1 としょうゆ甘酒、タイム、ローリエを入れて弱火で10分ほど煮込む。
3 水分が出たら中火にし、水っぽさがなくなるまで煮込み、そのままさまして器に盛り付ける。

 

 

1808p052_05.jpgしょうがを加えただけで中華風炒めに変身
「カラフルピーマンと豚肉の炒めもの」

1人分 172kcal、塩分1.4g

【材料(2人分)】
豚もも肉...120g
赤ピーマン...2個
ピーマン...4個
長ねぎ...5㎝
しょうが....片
しょうゆ甘酒...大さじ3
サラダ油...適量

【作り方】
1 赤ピーマンとピーマンはへたと種を取り、7㎜幅に切り、ラップをして600Wの電子レンジで30秒加熱する。
2 豚もも肉も1と同じような大きさに切る。
3 長ねぎ、しょうがはみじん切りにする。
4 フライパンに油をひき、豚肉を炒めて火が通ったら、13を入れてよく混ぜ、しょうゆ甘酒を加えて全体にからめる。

 

 

1808p053_01.jpgエスニックもお手のもの。紫玉ねぎ、ナッツで香りづけ
「もやしとにらの炒めもの」

1人分 176kcal、塩分1.4g

【材料(2人分)】
合いびき肉...100g
にら...1/2束
紫玉ねぎ(あれば)...1/8個
もやし...1袋
しょうゆ甘酒...大さじ3
アーモンドなどナッツ類...少々

【作り方】
1 にらは4㎝長さに切り、玉ねぎは薄切りにする。
2 フライパンにひき肉を入れて弱火で炒め、火が通ったらもやしを入れる。
3 もやしが透き通ったら、にらと玉ねぎ、しょうゆ甘酒を入れて軽く炒め合わせ、火を止める。
4 器に盛り付け、刻んだナッツをふる。

 

 

1808p053_02.jpg何種類もの調味料は不要! いつでも簡単に作れます
「棒棒鶏(バンバンジー)」

1人分 345kcal、塩分1.2g

【材料(2人分)】
鶏むね肉...1枚
長ねぎ....本
しょうが...10g
きゅうり...1本
トマト...1個
酒...大さじ1
しょうゆ甘酒...大さじ2
白すりごま...大さじ1
酢...小さじ2

【作り方】
1 鶏むね肉は耐熱容器に入れて酒をふり、ラップをして300Wの電子レンジで7分加熱し、粗熱がとれたら、手で食べやすくほぐす。
2 長ねぎとしょうがは、みじん切りにする。
3 きゅうりはマッチ棒状に切り、トマトは半月の薄切りにする。
4 2としょうゆ甘酒に白すりごま、酢を合わせておく。
5 器にきゅうりと1 を盛り付け、4のたれをかけてトマトを添える。

 

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撮影/原 務 スタイリスト/渡会順子 栄養計算/スタジオ食


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堀 知佐子(ほり・さちこ)さん

管理栄養士、食生活アドバイザー、日本抗加齢医学会正会員。調理師専門学校の講師を経て、ミールプロデューサーに。テレビや雑誌などでも活躍。2015年、東京・千駄ヶ谷にレストラン「ル・リール」開業。16年4月より、新渡戸文化短期大学客員教授。

この記事は『毎日が発見』2018年8月号に掲載の情報です。

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