足がつりやすい。予防法ありますか?/高谷典秀先生「なんでも健康相談」

66920c113696f1fb94a228f8e28458a2.gifあなたの身体のお悩みに医療法人社団同友会理事長 高谷典秀先生が答える「なんでも健康相談」。今回は、足がつりやすい女性のお悩みに答えます。

 


足がつりやすい。予防法ありますか?

72歳の女性です。私は昔から、足がつりやすくて困っております。

夜中に眠ろうとして、ウトウトしはじめると、ふくらはぎから足の裏にかけて激痛が走ります。そのような時には膝を曲げて、つま先を上に向けるようにして、痛みが収まるのを待ちます。

足を冷やさないように、夏でも靴下を履いたまま寝ていますが、冬場は湯たんぽを使っても辛いです。

足がつるのは、やはり冷えが原因でしょうか。それとも、歳のためでしょうか。予防法があれば、教えていただけますでしょうか。

  

ストレッチし足を冷やさない。病気が原因の場合も

足のつりで悩んでいる方というのは多いのですが、これといった原因が判明することは意外と少ないのが現状です。

足がつる原因は色々と考えられます。あなたが自覚をされているように、足が冷えることでふくらはぎの筋肉が痙攣しやすくなるという事も考えられますし、それ以外にも、体のミネラル分、たとえばマグネシウムやカリウムなどのミネラルバランスが崩れますと、足がつりやすくなります。ほうれん草やニラ、ひじきなど、マグネシウム、カリウムを多く含む食材をメニューに取り入れるなど、工夫してみてください。

また、水分の補給が不十分で、体が脱水状態になっても、足のつりを引き起こしやすくなりますので、眠る前に水分の補給をすると良いでしょう。

予防法としましては、やはり足を冷やさないことと、足のストレッチを行なうことです。入浴の際、あるいは入浴後などに、アキレス腱とふくらはぎの筋肉を伸ばすようにします。

そして、つってしまった時の対処法としては、あなたが行なっているように、つま先を上に向けるようにして、ふくらはぎの筋肉を伸ばしてあげることです。足のつりは、筋肉を収縮させるセンサーの誤動作によって発生するもので、筋肉を伸ばすことにより、センサーの誤動作を抑制するのです。

もし、最近になって急に足がつりやすくなったような方の場合は、病気が原因となっていることがありますので注意が必要です。糖尿病、透析をされている方など、全身の代謝のバランスにまつわる病気や、神経にかかわる病気があると、足がつることが多いためです。そのような場合には、念のために血液検査などを行って、こういった異常がないかどうか、チェックしたほうが良いでしょう。また投薬による治療では芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)という漢方が効くこともるので医師にご相談ください。(老友新聞社)

※そのほかの「高谷典秀先生「なんでも健康相談」」はこちら。


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高谷 典秀 先生(たかや・のりひで)

医療法人社団同友会 理事長。順天堂大学循環器内科非常勤講師。日本人間ドック健診協会 理事。学校法人 後藤学園 武蔵丘短期大学客員教授。著書に『健康経営、健康寿命延伸のための「健診」の上手な活用法』(株式会社法研)など。

この記事は『日本老友新聞』に掲載の情報です。
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