加齢と精液の質の関係を正しく知ろう。精液の質を保つために取り組むべき「シンプルなこと」

40歳未満と40歳以上の精子の質を調べた研究によると、「加齢に伴い、精液量、精子数、精子の運動率、正常形態率などは低下した(※59)」と報告されています。一方で、「加齢による精液所見は、個人差が大きく、低下例には亜鉛量の低下や精巣内の血流障害などがあった(※59)」ことが分かりました。

これを聞いて「日頃の生活が大切だ」と思った方が多いのではないでしょうか? つまり、「生涯にわたって健康である」ことが条件なのです。みなさんの地道な努力が必要になります。本書を読めば、生涯にわたって現役でい続けることができるはずです(この言葉広告でよく見かけますね......)。

59)新田俊一, 他. 加齢に伴う精子発生能の変化に関する研究 : 精液所見を中心に. 札幌医学雑誌 1985; 64 (3):77-85.

 

看護師マッキー
1985年生まれ、看護師。日本メンズヘルス医学会所属。約11年間看護師として勤務(小児科10年、泌尿器科6年)し、独立。看護師国家試験対策予備校や都内看護学校で教鞭をとる傍らYouTuber、性教育講師としても活動。自らが運営する「看護師マッキー【メンズヘルス専門チャンネル】」は登録者数10万人、5000万再生を超える(2024年2月現在)。主な著書として「看護師ママが本気で実践 わが子に性教育してみた」(kindle版)。産経新聞をはじめメディア多数出演

※本記事は看護師マッキー著の書籍『メンズヘルスナースがこっそり教える 教養としての射精-下着のナカのヤバい真実-』(ライフサイエンス出版株式会社)から一部抜粋・編集しました。
PAGE TOP