名医が教える自律神経の「整え方」 。リズムが乱れると「だるい」「疲れ」の原因に

免疫力を高めるには、自律神経のバランスを整えることが大切です。一見難しそうですが、日頃の習慣を見直すことで効果を期待できます。今回は、順天堂大学医学部 教授小林弘幸(こばやし・ひろゆき)先生に「理想的な自律神経のバランス」についてお聞きしました。

【前回】自律神経の名医の「免疫力を高める」1日の過ごし方。できることから「自律神経を整える生活習慣」を

交感神経と副交感神経の切り替えがポイント

自律神経が整った、体にとって最も良い状態は、交感神経も副交感神経も、共に高いレベルで活動していることだと小林先生。

「自律神経のリズムは時間帯によって変わります。日中の活動時間帯は交感神経が優位に、夜の休息タイムや就寝時は副交感神経が優位になっています。このリズムが乱れると、なんだかだるい、疲れがとれないなど、さまざまな不調に悩まされる可能性が高まります」

交感神経と副交感神経をバランスよく保つには、二つのスイッチを上手に切り替えることが大切。

ここからは、朝昼夜に行いたい自律神経の整え術を紹介しましょう。

自律神経のリズムは、時間帯で変わります

理想的な自律神経のバランス

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《交感神経アップ》朝日を浴びて軽く体を動かす

名医が教える自律神経の「整え方」 。リズムが乱れると「だるい」「疲れ」の原因に 2206_P010-011_02_W500.jpgダラダラ寝るのはダメ[NG]

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交感神経アップ》写真を撮ってリラックス

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《副交感神経アップ》呼吸をして体の力を抜く

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《副交感神経アップ》夕食後はウォーキング

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《副交感神経アップ》ゆったりお湯につかる

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寝る前のスマートフォンは×[NG]

現代人に多い自律神経の乱れ方

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取材・文/寳田真由美(オフィス・エム) 撮影/米山典子 イラスト/カトウミナエ モデル/氷川よし子(SPLASH)

 

<教えてくれた人>

順天堂大学医学部 教授

小林弘幸(こばやし・ひろゆき)先生

1960年生まれ。自律神経研究の第一人者。日本初の便秘外来を開設した腸のスペシャリスト。学生時代はラグビーに熱中、スポーツにも造詣が深く指導も。著書多数。

この記事は『毎日が発見』2022年6月号に掲載の情報です。

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