世の中にはさまざまなダイエット法が存在しますが、どれも長続きしないという人は多いのでは？ ダイエットを継続できない理由の一つは、食事制限や筋トレなどの我慢が「辛い」から。しかしそんな我慢をしなくても自然に「理想の体型」を目指せる方法があるんです！
それがセルフケアダイエットトレーナー・蜷川ちひろさんの著書『5日間のゆるめるワークで、伸びるだけでやせる体に！ 勝手にやせる！ ダイエット』（KADOKAWA）で紹介されている5日間の「ゆるめるワーク」。心をゆるめることで自律神経を整え、体をゆるめることで内臓機能をUPして血行を改善する「ゆるめるワーク」は、目に見えない不安、日々のストレスなどで太ってしまった女性におすすめのダイエット法です。
そもそも「太る」原因は何か、「太りにくい体」を目指すためには何が必要か、「ゆるめる」とは何か、など分かりやすい解説を読みながら、一緒に理想の体型を目指しましょう！
※本記事は蜷川ちひろ著の書籍『5日間のゆるめるワークで、伸びるだけでやせる体に！ 勝手にやせる！ ダイエット』（KADOKAWA）から一部抜粋・編集しました。
【前回】食事制限・筋トレなし！ 心と体を「ゆるめる」だけで痩せられる？／ 勝手にやせる！ダイエット
【ゆるライフ04】大きく息を吐いてカチカチの体をゆるめる
「家のことも仕事のことも、何をやってもうまくいかない」「がんばっているのに認めてもらえない」。
そんなときは、「どうして自分だけ？ どうせ私は何をやってもダメ。いいことなんてひとつもない......」などとネガティブな思考になってしまうもの。
心がギューッとなって、体も緊張して力が入ってしまいます。
力が入ると筋肉は硬直し、血流も悪くなって体のすみずみまで酸素が行き渡らなくなり、脳までもが酸素不足に。
頭の働きが鈍くなり、何をやってもうまくいかないといった悪循環に陥ってしまうのです。
どうしたら、その状態から抜け出すことができるのか？
おすすめは、「はぁ～」と声を出しながら、大きく息を吐くことです。
私たちの体をコントロールしている自律神経には、緊張しているときに優位に働く「交感神経」と、ゆるんでいるときに優位に働く「副交感神経」があります。
本来、自律神経は自分の意思ではコントロールできないものですが、ゆっくり深く息を吐くことで、副交感神経が優位になり、リラックスした状態になります。
血行もよくなり、体中に酸素がめぐるようになり、筋肉も頭のなかもゆるゆるにやわらかくなります。
そうなればしめたもの！
脳も体もゆるゆるのときほど、最大限の力を発揮してくれるので、何をやってもうまくいく好循環になっていきますよ。
筋肉がやわらかくなるので、やせやすい体にもなります。
もともと私たちの毎日は、仕事、人間関係など、緊張の連続。
普段から交感神経が優位になっている人がほとんどです。
さあ、あなたもうまくいかないとき、肩に力が入っているなと思ったら、「はぁ～」と声を出しながら、大きく息を吐いてみてください。
たった１回、深く息を吐いただけで、緊張がゆるんでいくのを感じるはずです。
【ゆるライフ05】好きな香りに包まれてリフレッシュ
自分の好きな香りに包まれていると、気持ちがよくて体もリラックスして、どこか安心感もありますよね。
まさに、自分の心も体も幸せな状態！
このように、脳が「気持ちいい」「幸せ」「安らぐ」と感じると、心も体も自然にゆるみます。
実際に以前、受講者に自分の好きな香りをかいでもらい、そのあとにマッサージを施術したら、香りを使わずにマッサージをしたときよりも、かなりサイズダウンしたことがありました。
24時間気持ちよく過ごしてやせやすい体になるために、生活のなかに自分の好きな香りを上手に取り入れてみましょう。
お気に入りの香りのアロマオイルをひとつ手に入れれば、いろいろな楽しみ方ができます。
アロマディフューザーを使って自分の部屋を好きな香りでいっぱいにしたり、バスタイムに芳香浴で癒されたり、ハンカチに数滴たらして持ち歩いたり......。
もっと手軽に好きな香りと暮らすなら、ルームスプレーを利用したり、ルームフレグランスを飾ったりするのもいいでしょう。
毎日使う石けんやボディソープ、ボディクリームやハンドクリーム、ヘアミストの香りにこだわってみるのも素敵！
入浴剤、柔軟剤などでいい香りに包まれて過ごすのもいいですよね。
私は、アロマや香水も好きですが、ほうじ茶の香りやコーヒーの香りも大好き。
そこで、ほっと一息つきたいときには、お茶やコーヒーをいれて香りとともに味わっています。
そのほか、小さい子どもの頭の香りや秋の匂いも好きです。
自分の好きな香りがよくわからない......という人は、好きな匂いを探すことからはじめてみてください。
124ページのスペシャルワークを活用してみてくださいね。
