日本人の「がん患者」が増加する理由は? 「減少」しているアメリカと日本の違いとは...

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女性の1位は乳がん、男女ともに大腸がんが増加

部位別に見ると増加しているのは男性では前立腺がん、女性では乳がんで、それぞれのがん罹患(がんになること)数の1位となっています。

男女ともに増加しているのは大腸がんです。

この3つのがんはもともと日本人がなりやすいがんではなく、主に欧米人に多く認められているがんです。

肉の摂取量は50年間で約10倍、脂肪分は約3倍になり、野菜や果物を食べなくなってきた食生活が欧米型のがんの増加の主要因と考えられています。

アメリカではがんの予防に良い食品などが話題になり、がんを予防するための食生活を意識して生活している人が年々増加しています。

それに対して日本人で、がん予防のための生活習慣を意識している人はまだまだ少ない印象です。

この意識の差が徐々にがん死亡者数の差となって表れているのだと思います。

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※本記事は石黒成治著の書籍『筋肉が がんを防ぐ。 専門医式 1日2分の「貯筋習慣」』から一部抜粋・編集しました。
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