『イラストと図解で丸わかり! 世界一やさしい新NISAの始め方』 (小林 亮平/KADOKAWA)第6回【全8回】
2024年1月より、従来のNISAから制度が変更され「新NISA」としてスタートしました。興味はあるけれど「何から始めればいいのか分からない」なんて悩んでいる方も多いのではないでしょうか。『イラストと図解で丸わかり! 世界一やさしい新NISAの始め方』(KADOKAWA)は、そのタイトルの通り、新NISAのことを分かりやすく解説しています。老後に向けて今のうちから準備しておきましょう!
※本記事は小林 亮平著の書籍『世界一やさしい新NISAの始め方』(KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました。
※写真はイメージです(画像提供:ピクスタ)
新NISAは50~60代でも遅くない
「新NISAを50代、60代から始めるのは、年齢的にやめた方がいいでしょうか?」という質問をよくいただきますが、50~60代からでもけっして遅くはないと思います。
50~60代の方は若い人に比べ、どうしても運用期間が短くなってしまいますが、それでも新NISAに興味があれば少額から始めてみるのはアリでしょう。今は人生100年時代とも言いますし、思いのほか運用を長く続けられるかもしれません。
また50~60代の人が今から新NISAを始めるその他のメリットは、定年退職して受け取った退職金を資産運用に回す際、失敗しないための経験を積める点も非常に大きいです。
退職金を受け取ると、銀行や証券会社などの金融機関から、資産運用の案内が届くことがあります。ただ、自分であまり調べずに、金融機関任せで運用してしまったことによる損失や後悔の声を多く聞くのが実情です。退職金の運用で失敗しないためにも、50~60代からでも新NISAで少しずつ投資の経験を積んでおくのは大事でしょう。