最期まで自分らしい暮らしを維持する人の共通点は「ケアの習慣」【現役看護師が伝える】

最期まで自分らしい暮らしを維持する人の共通点は「ケアの習慣」【現役看護師が伝える】 pixta_91385344_S.jpg

『人生の終わり方を考えよう 現役看護師が伝える老いと死のプロセス』 (著:高島 亜沙美、 監修:西 智弘/KADOKAWA)第2回【全7回】

「最期まで自分らしくいたい」と願う一方で、老いや死という現実に目を向けるのは少し勇気がいるものです。しかし、納得のいく人生を締めくくるには、実は「事前の準備と心の努力」が欠かせません。書籍『人生の終わり方を考えよう 現役看護師が伝える老いと死のプロセス』(KADOKAWA)では、現役看護師・高島 亜沙美さんが、老いゆくプロセスから介護保険の実情、終末期医療の選択肢までを丁寧に解説。ただ不安を煽るのではなく、「自分らしい最期」を具体的に描くためのヒントを授けてくれます。死を考えることは、決して後ろ向きなことではありません。最良のエンディングを準備することは、今日という日をより大切に生きるための、自分への最高のギフトになるはずです。

※本記事は高島 亜沙美 (著)、 西 智弘 (監修)によるムック『人生の終わり方を考えよう 現役看護師が伝える老いと死のプロセス』から一部抜粋・編集しました。

セルフケアの習慣化

ケアを楽しんでいる人、セルフケアの習慣がある人は最期までQOLの高い生活を送っているように思います。どういう状態が自分にとって心地よいか、そうでないかを言語化して相手に伝えることができるからです。もちろん、実践もできます。個人的にセルフケアとは、感覚器と手先を使って自分のためにする行動のことだと定義しています。スキンケアや料理、適度な運動、質の良い睡眠、といった生活習慣的なものから、園芸や音楽を聞く、友達とおしゃべりをする、といった趣味や嗜好的なものまで、みんなセルフケアです。どれも自分を良い状態にしておくための、立派なアクションだと思うのです。

こういったセルフケアを習慣化して、楽しめるようにしておきましょう。そうすれば、老年期の質がグッと上がるのではないかと考えています。反対に、ケアを馬鹿にしていたり舐めたりしていると、往年になって足をすくわれている人が多い印象です。

QOLを保つためのスキル

先のセルフケアとも関連しますが、自分のQOLを自分で維持するってとても大切。

●入浴剤を入れたお風呂に浸かる
●寝る前にお香を焚く
●おいしいコーヒーを飲む
●朝起きてストレッチをする
●ご飯だけは自分で炊く
●化粧水と乳液を手のひらを使って肌に馴染ませる

人によってQOLが上がる行為は異なりますが、肝心なのは、自分のリソースを見極めながらそこに使う元気を残しておくこと。正直、生活の必須要素と言えばそうではありません。しかしながら、自分が自分らしい生活を送るために、必要なこと。だから、習慣化するんです。余裕のないときや具合の悪いときでも、習慣化していれば自然と行動しているはずです。

セルフケアを習慣化することが、そのままQOLを保つことにつながります。

 
※本記事は高島 亜沙美 (著)、 西 智弘 (監修)によるムック『人生の終わり方を考えよう 現役看護師が伝える老いと死のプロセス』から一部抜粋・編集しました。
PAGE TOP