「金欠だからできない」は本当ですか?「お金がない」という言葉の裏側にあるもの

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『金のなる本 誰でも再現できる一生お金に困らない方法』 (三凛さとし/KADOKAWA)第9回【全13回】

物価高騰や円安といったお金にまつわるニュースが毎日のように飛び交う今、お金の不安や苦労を感じている方も多いのではないでしょうか。登録者数45万人超のインフルエンサーであり、15万人以上にコーチングしてきたライフコーチでもある三凛 さとしさんは、収入アップ法がうまくいかない原因は、心の奥に根付いた「お金のメンタルブロック」にあると指摘します。三凛さんが「お金とメンタル」の深い関係についてまとめたのが、書籍『金のなる本 誰でも再現できる一生お金に困らない方法』(KADOKAWA)です。お金が貯まる・稼げる・増やせる体質になり、理想の未来への一歩を踏み出すためのヒントを、この本の中からご紹介します。

※本記事は三凛さとし著の書籍「金のなる本 誰でも再現できる一生お金に困らない方法」から一部抜粋・編集しました。

やりたいことができないのは、お金がないからだ

こう考える人も、いざお金が手に入ったときに何をしていいかわからなくなる可能性が高いです。というのも、人間は誰しも、本当に心の底からやりたいことがあるならば、「何とかしてしまう」生き物だからです。

私の知る成功者と呼ばれる人の中には、「この分野ならば自分は第一人者になれる!」と確信できたときには、ためらわずに借金をして事業を興し、がむしゃらに突き進んだという人がたくさんいます。

少し厳しい言い方になってしまいますが、本当にやりたいことが出てきたら、人はお金が云々などと言っている暇もなく、どうすればそれが実現できるか頭と体をフル回転させて、その目標に向かっていくのではないでしょうか。

たとえ手持ちのお金がなかったとしても、仕事をかけ持ちして収入を増やすとか、出資者を見つけてお金を出してもらうなど、何とかして必要なお金を工面して実現させようとするはずです。

だからこそ、「お金がない」を理由にしている人は、やりたいことに対してそれほど本気ではないと私は思ってしまいます。

本気になれない根本的な理由もあります。それは「お金がないという理由で、人生の目標を見つけることを先延ばししたい」という思いです。

目標設定をしてそれに向かって進んでいくには、退路を断つような「覚悟」や、自分を律して邁進していく「意志の強さ」が必要になります。

その覚悟をするだけの強さが自分にないことに無意識のうちに気づいているから、「お金がない」を理由にして自分がすべきことを先延ばしにしているのでしょう。

また、子どもの頃から親に「あれもダメ」「これもダメ」と制限をかけられているうちに「自分は何もできない」という無力感ばかり感じるようになり、本当の自分の望みがわからなくなってしまうケースも少なくありません。

 
※本記事は三凛さとし著の書籍「金のなる本 誰でも再現できる一生お金に困らない方法」から一部抜粋・編集しました。
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