「テレビよりYouTubeやTikTok」の孫たち。「テレビ見ようよ」という日が来るなんて

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:さくらみちこ
性別:女性
年齢:55
プロフィール:小学生の孫のテレビ離れをなんとか止めたい55歳のばあばです。

「テレビよりYouTubeやTikTok」の孫たち。「テレビ見ようよ」という日が来るなんて 95.jpg

2022年春のこと。

孫たち(小6、小2)がほとんどテレビを見ていなくて、代わりに見ているのがYouTubeやTikTokだと気づきました。

1年ほど前までは、アニメ、ドラマ、映画、ドキュメンタリー番組などを好んで見ていたのに...不思議に思い理由を聞いてみると「面白くないから」という返事が返ってきました。

「それはそれでOKじゃない」と思う人もいますよね。

55歳の私も雑誌か何かで「テレビ不要論」を読んだことがありますが、この意見には反対なのです。

その理由は、実体験で得られないことを、テレビを通じて疑似体験できると思うから。

その経験が将来、何かを選択するときに役立つと思うのです。

例えば、旅行番組なら行ったことのない場所やいろんな国の文化に触れることができるので、「いつか行ってみたい、実際に体験してみたい」そう思うかもしれません。

スポーツや芸術の番組なら、世の中にはどんな種類のスポーツ、芸術があって、それはどんな内容で、どんな人がどんなふうにそれをしているのかが分かります。

それに魅力を感じて「やってみよう。自分もあんなふうになりたい」と思うきっかけになるかもしれません。

レジャーや趣味の番組なら、その具体的な方法やその楽しみ方を知ることができますので、人生の楽しみ、喜びを増やすことに役立ちそうです。

あるいは、こうして得た情報に対して自分で考え、疑問があれば解消すること。

そのために調べたり、実際に体験してみたりと、そういったきっかけ作りにもテレビは役立っていると思うのです。

対してYouTubeやTikTokはどうなのか? 偏見もありますが、見たいものだけ見られるというのは、こうした可能性をつぶしてしまう気がします。

たぶん、子どもの成長に役立つコンテンツもあるのだと思うのですが、我が家の孫たちが好んで見ているのはゲーム実況と攻略方法です。

それが悪いとは言いませんが、偏った情報しか入ってこないと思うのです。

私が思うテレビから得られる情報は、その視聴方法では入手できないと思います。

なんとかテレビを見せようと「一緒にアニメ見ようか?」と誘ったら、「それより一緒にゲームしよ!」と逆に誘ってきます。

あるいは「今から映画の時間にしない? 美味しいおやつ食べながら」と誘ってみたら、「映画は長いから嫌だ!」と一蹴されます。

でも、あきらめるわけにはいきませんので、今はテレビを見せるための作戦を実行中。

例えば、食事のスタートと同時にテレビのスイッチをオン。

この時間は一緒にニュースを見ています。

暇な時間を見つけたら、あえて孫たちが好む番組をつけるようにしています。

こうしておけば、自然と一緒に見始めますからね。

嬉しいことに、この作戦がいくらか効果を発揮中。

上の孫はニュースの情報が学校で役立ったと喜んでいて、それ以来ニュースをしっかりと見るようになりました。

この影響かな? 動画配信番組 などで好みのアニメを探すようになりました。

そうなると、下の孫も負けじとテレビを見るようになり、長く続くようなアニメや、子ども向けの自然科学系の番組が定番になっています。

とはいえ、すぐに飽きてしまうかもしれないので、今は様子を見守っているところです。

しかし「テレビばっかり見てないで!」と言われた時代の私が、まさか「テレビ見ようよ。一緒に見ようよ」と、熱心に誘うことになるなんて。

夢にも思っていませんでした。

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