<この体験記を書いた人>
ペンネーム:とらとら
性別:女
年齢:53
プロフィール:アラフィフの兼業主婦。仕事柄昔からパソコンは得意な方です。
私は今年53歳になる兼業主婦です。
これはまだ息子(現在19歳)が小学生だった頃の話です。
私は結婚して妊娠出産をした後も仕事は辞めず、フルタイムの社員として働いていたので、小学校のPTA会議にはなかなか出席することができずにいました。
もちろん、いつも申し訳なくは思っていたのですが、とある休日に事件が起きました。
その日、ご近所で息子と同級生のAというママさん(当時30歳くらい)から、私の家に急に電話がかかってきたのです。
Aさんとは学校やごみ捨ての際に顔を合わしたときに軽くあいさつを交わすくらいで、仲が良いというわけではありません。
「電話だなんて変だな?」とは思いつつ要件を伺ったとたん急にAさんから「いい加減PTAに出なさい!」と電話越しに怒鳴られてしまいました。
驚いた私は思わず受話器を取り落としそうになりましたが、なんとか両手で握り直し、そのままAさんの話を聞ききました。
どうやら私がいつもPTAの会議に出席していないのを知ったAさんが、文句を言いたくて電話をしてきたようです。
「子どものことで親がPTAに参加するのは当たり前で義務! 何もできないなら親失格! 仕事なんて辞めてしまえ!」
Aさんの言い分はそんな感じで、かなりご立腹のようでした。
しかし、親失格とまで言われては、私も黙ってはいられませんでした。
30分ほどAさんの言い分を聞いた後、少し落ち着いた様子を見せたAさんに対し、努めて冷静に私が何もしていないわけではないことを伝えました。
実は私、パソコンが苦手でPTAの資料が作れなかった当時のPTA会長さんにPTA資料の作成を頼まれていて、引き受ける代わりに会議の出席の免除を頂いていたのです。
しかし、Aさんはそれを知らなかったようで一度「そうなの...?」と呟きました。
さすがに、これ以上は言ってこないだろうと思ったのですが、その後「なら早く言いなさいよ! それにあんただけずるいわよ!」と逆切れ。
謝罪はなかったとしても、電話を切ることができると思っていた私は「ダメだこりゃ」と受話器を片手に天を仰ぎました。
結局、そのあとも30分ほど「ずるい!」やら「パソコンができるからって威張るな!」などとネチネチ言われた私。
ようやく電話を切ることができたとき、洗濯物を取り込む気力がなくなっていたのを覚えています。
幸いにも、その後AさんからPTA会議について直接言われることはありませんでしたが、今でも思い出してはため息が出る経験です。
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