お試し同居で母が倒れた!同居が最善とは限らない

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ペンネーム:さち
性別:女
年齢:47
プロフィール:父は自営業なのでリタイアせず現役を続けています。両親ともに高齢なので、突然なにか起きないか、心配しています。自分はずっと働いてきて、高齢出産。若いつもりが自分自身も心身ともに衰えを感じてきています。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

私の両親は共に71歳。深刻な衰えはまだ目に見えておらず、父親は自営業でいまだ現役ということもあり、気持ちは若いままですが、確実に歳はとっています。今は両親は2人で住んでいますが、電話口では、寂しい、孫に会いたいとつぶやいています。

私は、ずっと働いていて、7年前に出産。息子は昨年小学校に入りました。育休明けに仕事に戻るつもりが、会社からはノーサンキューをやんわり言われてしまい、そのまま退社。仕方なく専業主婦をしておりましたが、そろそろパートでもしようかと職探しをはじめました。

そんな最近、親が70歳をこえたということもあり、やはり遠くに2人で住まわせるのは突然何か起きた時を考えると不安というのと、自分がパートに出ている間に少しでも母に家事をしてもらえると助かるという思いもあり、同居話を持ちかけました。私は3人兄妹の長女で、旦那も私の親と仲が良いので、いずれは同居もと考えていましたし、何よりそうすることが両親も嬉しいだろうと思っていたのです。

父は仕事で引越しは難しかったので、完全に転居する前にトライアルで母だけ同居してもらうことにしました。私もパートを早くに始めたかったこともあり、ちょっと急かして母に来てもらった状況です。開始時は特に問題なく母も幸せそうでした。子どもも賑やかな家を楽しみました。

しかし、良かれと思っていた同居ですが、急な環境の変化は、結構ストレスとなっていたようです。ずっと専業主婦をしている母にとって、家事は問題ないと思っていましたが、父との2人暮らしではミニマムな家事で済んでいたのに、育ち盛りの子どもや働き盛りの旦那がいるうちの料理洗濯掃除全般は、ヘビー且つプレッシャーもあったようです。

また、朝夕はバタバタ賑やかな時間ですが、昼はずっと一人きり。実家ならばご近所さんとの付き合いもあるけれども、新しい地には友達も話し相手もいません。
そして、テレビ相手の会話のない、言葉を発しない時間が、言語中枢に影響したのかもしれません。同居ひと月ほどから、自然と話す速度がゆっくりになったり、反応が遅かったりし始めたのです。そしてある特にボーっとしているなと思った日のことでした。なんと入浴中に浴槽で意識を失い、あわや溺死しそうになったのです。その日の母の様子は特におかしかったので、入浴時間が長いと心配になり見に行ったのが幸いでした。もし気にしていなければ、大変な事になっていました。

救急で数日入院。当日の様子などから、脳を調べたほうがいい、痴呆症の初期かもしれないと言われました。MRIなどひと通りの検査の結果脳には異常なし。ホッとしました。断定ではありませんが、急な環境の変化によるストレスが原因かもしれないということで、母と話し合い同居を一旦解消、実家に戻ってもらうことにしました。

現在、母は心身ともに異常はなく、同居前と同じように元気に生活しているようです。孫と一緒にいられないのは寂しいとは言いますが、同居を望む声は聞きません。
娘の私としては、良かれと思った同居が、当人にはかなりのストレスとなっていたとこの経験から知ることができました。しばらくは、このまま同居に関しては白紙、両親はそっとしておく予定です。今はそれが良さそうだと思います。高齢の親との同居は難しい問題ですが、お互いの希望をよく話し合うことが必要だと思いました。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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ペンネーム:さち
性別:女
年齢:47
プロフィール:父は自営業なのでリタイアせず現役を続けています。両親ともに高齢なので、突然なにか起きないか、心配しています。自分はずっと働いてきて、高齢出産。若いつもりが自分自身も心身ともに衰えを感じてきています。
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